横浜流星と佐藤二朗が一騎打ち　『シロクロ』コアラ男誘拐事件の真相

　そんな様子に気がついてか、ミスパンダになった時のリコは、直輝に残りの人生を楽しんでほしいと諭す。そしてリコは、直輝がリコを必要としてくれたことに感謝を述べた。直輝は愛しさと切なさの混じる表情でリコをそっとレンの人格に戻すのであった。第8話で、あずさに対して、はっきりと恋愛感情がないことを伝えた直輝。あくまで佐島について調べるために近づいたと話す。あずさはそんな直輝を愛しているが故に、父の秘密を差し出してまで直輝に加担した。それほどに直輝が好きなあずさだが、恋は成就しなかった。では今後、直輝はレンかリコに気持ちが揺れる可能性はあるのだろうか。今は復讐のためのバディかもしれないが、信頼関係という意味でレン・リコに特別な気持ちは持っているだろう。こうした恋の行方もまた、本作には大きく関わってくる。

　次週はさらにコアラ男がレンを誘拐し、新たな展開が待ち受ける。急激に真相が明かされた第8話。ここで物語は大きく進展した。哲也の残した動画ファイルのパスワードを手にいれた直輝は、いよいよ父からのビデオレターを再生し、真相に王手をかける。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter。

■放送情報
『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜23:25放送
出演：清野菜名、横浜流星、山崎樹範、吉田美月喜、中田圭祐、祷キララ、山口紗弥加
監督：遠藤光貴
脚本：佐藤友治、蛭田直美
チーフプロデューサー：岡本浩一（読売テレビ）
プロデューサー：福田浩之（読売テレビ）、馬場三輝（ケイファクトリー）、千葉行利（ケイファクトリー）
共同プロデューサー：池田健司（日本テレビ）
制作協力：ケイファクトリー
制作著作：読売テレビ
(c)読売テレビ
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