烏丸せつこ、松田るか、尾上寛之 新キャストたちが『スカーレット』に送り込む新しい風

烏丸せつこ、松田るか、尾上寛之 新キャストたちが『スカーレット』に送り込む新しい風

 『スカーレット』(NHK総合)第19週「春は出会いの季節」では、喜美子(戸田恵梨香)が一人になる。

 マツ(富田靖子)が亡くなり、武志(伊藤健太郎)は大学の恩師・掛井(尾上寛之)を追いかけて窯業研究所に入ることに。一人になった喜美子のもとに訪ねてくるのが、元女優の小池アンリ(烏丸せつこ)だ。

 喜美子の作品を求めてかわはら工房にやってくるアンリは、実家が大津の紡績会社で、元スキャンダル女優という、喜美子とはまるで育ってきた環境が違う人物。初めて穴窯で焼いた作品が欲しいアンリに、喜美子が法外な値段を付けても、アンリは諦めずに工房へ通い詰める。喜美子にとって、たとえ1億円を積まれても売ることのできない大切な作品だということを伝えると、アンリはそこまでして作品が欲しい理由は、優れた芸術品と会話をするため、奏でる音を聴くためだと明かす。

 訝しげな表情でアンリの話を聞く喜美子だったが、カントリーブルース、ワルツ、演歌……と人差し指で陶器と会話するアンリの姿に、喜美子は本気で自分の作品を愛してくれている人だと知り、次第に距離が縮まっていく。

 転機となるのが、アンリが喜美子の作品を5万円で買うと言い出したことだ。喜美子は女性陶芸家として成功したことにより、自分が変わってしまったと悩んでいた。大阪で女中として働いていた頃は、月給1000円。今は、大卒の初任給が12万円に対し、自分の作品が安くても5万円、高い時は30万円で売れたこともあった。アンリの5万円に対しても、喜美子はいまだに戸惑いを見せ、5万円は高いと示す。

 天真爛漫なアンリは、陶器と同じように喜美子にも人差し指を向け、「どす黒いメロディーが聞こえる」と喜美子の懐にスッと入り込む。「うちも一人ぼっち」だと言い、思い出したようにショールを残してアンリは工房を去っていく。「日が暮れるまでには戻ってくる」。そう言い残したアンリは一向に現れず、姿を見せたのは翌日の夜。話題に上がっていた美味しいワインを喜美子にも飲ませてあげたかったのだ。知的好奇心に導かれて動くアンリ。喜美子は「なに言うてんねん! 心配したで!」とアンリを強く抱きしめる。静かな日常を送っていた喜美子に、再び刺激的な出会いが訪れた。

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