『シロクロ』の今後のキーパーソンに? 白石聖が隠し持つ、“狂気”の覚醒に期待

白石聖、『シロクロ』今後のキーパーソンに?

 そんな白石は、現在放送中の『シロクロ』では、ミスパンダ(清野菜名)の活躍を追い、真っ直ぐで正義感溢れるテレビ局の報道記者・佐島あずさ役を演じている。あずさは、川田レンことミスパンダを操る男・森島直輝(横浜流星)の恋人であり、直輝に指令を出しているMr.ノーコンプライアンスこと佐島源造法務大臣(佐藤二朗)の娘という役柄だが、あずさは直輝と父親が裏で繋がっていることは知らないという複雑な設定。また、中学生の時に“コアラ男”を名乗る男に誘拐されていたという過去も明らかに。コアラ男の真相を追究するのがこのドラマの真のテーマでもあるので、物語の設定上これからのキーパーソンになるのは確実だ。これまでの白石のキャリアを知れば、あずさがいつ覚醒してもおかしくないキャラなのが分かる。

 実際、前回第4話の最後に、コアラ男から直輝とレンが抱き合う写真が送られ、それを見て座り込み、過呼吸状態になるという異常な反応を示すシーンがある。単に嫉妬心だけでなく、レンの顔を見て何か過去のトラウマを思い出したようなリアクションだっただけに、純真な娘のままなのか、狂気に発展するのか、白石の演技がこれから物語を揺さぶってくるだろう。

 読売新聞(2020年1月27日発行)のインタビューで白石は、目標は「引き出しの多い女優」になることと答えていたが、21歳にして既にそうした色の役者の印象を受け、知れば知るほど魅力的な演技に気づかされる。これからも末恐ろしい才能で、名女優になっていくだろう。

■放送情報
『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜23:25放送
出演:清野菜名、横浜流星、山崎樹範、吉田美月喜、中田圭祐、祷キララ、山口紗弥加
監督:遠藤光貴
脚本:佐藤友治、蛭田直美
チーフプロデューサー:岡本浩一(読売テレビ)
プロデューサー:福田浩之(読売テレビ)、馬場三輝(ケイファクトリー)、千葉行利(ケイファクトリー)
共同プロデューサー:池田健司(日本テレビ)
制作協力:ケイファクトリー
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
公式サイト:https://www.ytv.co.jp/shirokuro/
公式Twitter:@shirokuro_drama
公式Instagram:@shirokuro_drama

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