『知らなくていいコト』重岡大毅に「最低だな」の一言が突き刺さる 好感度を下げ続ける野中

『知らなくていいコト』好感度を下げ続ける野中

 吉高由里子が主演を務める『知らなくていいコト』(日本テレビ系)が、1月22日に第3話を迎えた。

 自分の父親が殺人犯であることを知りながらも、尾高(柄本佑)はプロポーズしてくれていたことを知った真壁ケイト(吉高由里子)。それから物語は8年前、ケイトと尾高の始まりに遡る。それはケイトが特集班に配属されたばかりの頃。まだ敬語が初々しい2人は、朝までスキャンダルの不倫現場を取材していた。

 「キスしたいです。そういう気分になってる自分に困ってるっていうか……」密室の車内で切り出すケイトに、尾高は「ハハハハ」と笑い飛ばす。「すみません。ちょっと頭おかしいんだと思います」「相当おかしいよ」。そんな徹夜明けのハイな会話から、2人はキス。こうしてケイトと尾高の交際がスタートする。尾高は、パリの街角でバンクシーの制作現場を撮影した1枚が、ピューリッツァー賞の最終候補作に選ばれる。しかし、その後、殺人犯・乃十阿徹(小林薫)の出所の姿を撮影してから、ケイトと尾高の関係性は変わっていった。

 今、2人の距離は再び近づきつつあるが、尾高には妻も娘もいる。別れたことに特に理由はない。それに比べて、ケイトに一度はプロポーズしておきながら、結婚破棄を申し出た野中(重岡大毅)の別れた理由ははっきりしている。ケイトの父親が殺人犯でその遺伝子を継いだ子供を生みたくはないから。第2話で救いようのない本性が丸裸になった野中だが、第3話では彼の悪いイメージにさらに拍車が掛かる。

 週刊イースト編集部にて、尾高に声をかける野中。「ここではちょっと」と編集長の岩谷(佐々木蔵之介)に打ち明けた時と同じ誘い方だ。屋上に上がっても野中は、なかなか話を始めない。野中が尾高に求めているのは、自身の正当化。結婚したら子供は欲しい、でも相手の父親は殺人犯の娘だった、誰でも別れる。それが“普通の人間”としての選択であることを、野中は自問自答した末に、尾高へと助けを求めたのだ。段々と饒舌になっていく野中の言い訳を黙って聞く尾高。「お前、最低だな」。言葉の辛辣さ以上に、野中に刺さったのはきっと尾高の見下した目つきだろう。ケイトに対して恐ろしい人を見るような目つきをしていた野中。その行為がダイレクトに自分へと返ってきたからだ。屋上で一人空を見上げる野中に改心していく未来はやってくるのだろうか……。

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