『グランメゾン東京』木村拓哉が原点に立ち返る 師匠から受け継いだ三ツ星獲得に必要なこと

『グランメゾン東京』木村拓哉が原点に立ち返る 師匠から受け継いだ三ツ星獲得に必要なこと

 『グランメゾン東京』(TBS系)第8話が12月8日に放送された。前回放送では、京野(沢村一樹)が倫子(鈴木京香)に思いを打ち明け、大人の恋の行方に注目が集まっていた。以前から京野が倫子に好意を寄せる描写はあったが、倫子の家に住み続ける尾花(木村拓哉)を目にして京野の感情が堰を切ったようにあふれ出した。味を追求するという一点において尾花と倫子は男女を超越した関係だが、料理人の道をあきらめた京野は、2人の間に立ち入れない雰囲気を感じていたのかもしれない。

 京野の言葉を受けて倫子の家を出た尾花は、潮卓(木場勝己)を連れてグランメゾン東京にやってくる。潮は尾花の料理の師匠であり心筋梗塞で入院していた。尾花は退院した潮にグランメゾン東京のコースをふるまうが「食えたもんじゃない」と言われてしまう。潮は倫子に毒づき、「いちばん悪いのはあんただ」と京野を罵倒。吐き捨てるように言った「星なんかにこだわるから、大事なものが見えなくなるんだよ」という言葉に芹田(寛一郎)や萌絵(吉谷彩子)は不快感をあらわにするが、尾花は「あのおやじは口は悪いけど、料理に関してはいい加減なことは絶対に言わない」と考えこむ。

 「トップレストラン50」で8位にランクインした丹後(尾上菊之助)率いる「gaku」の後塵を拝する形となったグランメゾン東京。潮のダメ出しには三ツ星獲得に必要なヒントが隠されているように思われた。倒れた潮に代わって店の厨房に立った尾花は京野を呼んで手伝わせるが、「いつもと違う」とクレームが入る。「一人ひとりのために作ってくれるんです。お母さんみたいに」という常連客の言葉を聞いて京野の表情が変わる。潮は一人ひとりの舌に合わせて味を微妙にアレンジしていた。

 三ツ星を獲ることに視界を奪われていた尾花と、倫子を意識して自身の感情を持て余す京野は、どちらも客のことが目に入っていない。その一人よがりな姿勢が退院したばかりの潮には余計に気にかかったのだ。ふたたびグランメゾン東京を訪れた潮は満足気な表情を見せる。病を患って味覚障害になった潮に合わせて尾花は味付けと香りを調整したのだった。一人のために料理をすることを「星ばっかり見てて忘れかけてた」とつぶやく尾花に「人は老いる。料理を続けていく理由も変わっていくんだ」と潮は返す。潮の言葉は、三ツ星を目指す尾花に料理をする目的を思い起こさせるものだった。

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