上戸彩が語る、5年の歳月で変化した環境とマレフィセントへの共感 「娘と必ず一緒に観たい」

上戸彩が語る、マレフィセントへの共感

 映画『マレフィセント2』が10月18日より公開中だ。『眠れる森の美女』から誕生したヴィラン、マレフィセントの姿を描き世界中で大ヒットを記録した『マレフィセント』の続編となる本作では、フィリップ王子との結婚式を迎えるも、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠によって危機が迫ったオーロラ姫を救うため、美しきヴィランのマレフィセントが、再び立ち上がる模様が描かれる。

 今回リアルサウンド映画部では、前作から引き続きエル・ファニング演じるオーロラ姫の日本語吹替版声優を務めた上戸彩にインタビュー。前作から5年、再びオーロラ姫を演じた心境を、自身の環境の変化とともに語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「娘が『オーロラ姫~!』と喜んでいたので、それが原動力に」

ーー5年ぶりにオーロラ姫を演じる心境はいかがでしたか?

上戸彩(以下、上戸):最初にお話をいただいた時は、作品の一ファンとして、「え、どうなるの? 観たい!」という思いでした。私自身も第二子を産んだばかりで、この作品が復帰作になったのですが、第一子を産んだあとの復帰作が『ズートピア』だったので、またディズニー作品で復帰できる嬉しさはものすごくありました。

ーーディズニーとすごい縁がありますね。

上戸:そうなんですよ。でも、やっぱり子供と離れる不安もあるので、一日一日、自分の様子も見つつという感じでした。娘が「オーロラ姫~!」と喜んでいたので、それが原動力にもなりました。

ーー作品はいかがでしたか?

上戸:スケールが格段に上がっていてカッコよかったです。インパクト的なカッコよさがありつつ、マレフィセントのおちゃめなかわいらしさやキュートなシーンもたくさんある。それをあのアンジェリーナ・ジョリーさんが演じているから、より説得力が生まれて、特別な作品になっていると感じました。

ーー上戸さんから見たアンジェリーナ・ジョリーはどんな存在ですか?

上戸:こういう女性になれるものならなりたいと思いますけど、そもそもどうやったら彼女に近づけるのかが全くわからないぐらいです。女優や監督、製作者としてももちろんですが、慈善活動など自ら率先して何かを変えていこうと行動で示している。本当にすごい女性だと思います。

ーー上戸さんが吹き替えを担当されたエル・ファニングについてはいかがですか?

上戸:本当にオーロラ姫にぴったりな女優さんだと思います。天使みたいな笑顔だし、彼女が笑うとすごくホッとする。赤ちゃんみたいな笑い方をするのもすごくかわいいなと思います。

ーー吹き替えで同じ役を演じるのは今回が初めてですよね。

上戸:そうですね。前作の時は、エル・ファニングさんの地声が結構低いので、そっちに引っ張られてしまって、監督から「上戸さんは上戸さんの声でやってください」と言われて録り直したんです。そのことがあったので、今回は比較的スムーズに演じることができました。

ーー前作の時は結構苦戦されたという話を聞きました。

上戸:彼女の声質に合わせると、だいぶキャラが変わってきてしまうんですよね。もちろん、声を低くして太くすれば説得力も上がるんですけど、それよりもやっぱり、オーロラ姫の透明感だったり、若さだったり、キラキラ感という方を選んで声は入れました。

ーー過去に一度演じた役だったため、わりと演じやすかったわけですね。

上戸:そうですね。前作含めアフレコもいろんな作品でやらせていただいてきて、その都度やり方を覚えたり、新たな発見をしてきたので、どんどんスムーズにはなっている気がします。前回の復帰作となった『ズートピア』では、余裕をぶっこいてコテンパンにやられたので(笑)、その反省も活かせることができたと思います。

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