神木隆之介×浜辺美波×中村倫也『屍人荘の殺人』主題歌はPerfumeの新曲 最新予告&ポスターも

『屍人荘の殺人』主題歌入り最新予告

 12月13日に全国公開される神木隆之介主演映画『屍人荘の殺人』の主題歌をPerfumeが担当することが決まり、あわせて最新予告が公開された。

 本作は、「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベスト10」と、2017年国内主要ミステリーランキングの1位を獲得、その後「第18回本格ミステリ大賞」も受賞し、東野圭吾『容疑者Xの献身』以来の、そしてデビュー作としては史上初の4冠を達成した今村昌弘の同名小説を、『任侠学園』の木村ひさしが監督を務めて実写化したミステリー映画。

 神紅大学のミステリー愛好会に所属する葉村譲(神木隆之介)と明智恭介(中村倫也)は、学内の事件を推理する自称“ホームズ”と“ワトソン”。しかし葉村はミステリー小説オタクなのに全く推理が当たらない万年助手で、事件の匂いを嗅ぎつけては首を突っ込む会長の明智に振り回される日々を送っていた。そんなある日、2人の前に剣崎比留子(浜辺美波)という謎の美人女子大生探偵が現れ、ロックフェス研究会の合宿への参加を持ちかける。部員宛てに謎の脅迫状が届いたこと、去年の参加者の中に行方知れずの女子部員がいることを伝え、葉村と明智の興味をひく。3人が向かった先は、山奥に佇むペンション“紫湛荘(しじんそう)”。そこに次々と現れるクセモノだらけの宿泊者。しかし葉村たちは想像を絶する異常事態に巻き込まれ、立て篭りを余儀なくされる。一夜が明け、ひとりの惨殺死体が発見される。それは死因もトリックも全てが前代未聞の連続殺人の幕開けだった。

 主演の神木が、ミステリー愛好会に所属し、強引な“探偵たち”に翻弄されながらも、さながらワトソンのごとく探偵助手として立ち回り、前代未聞・絶体絶命の状況に立ち向かう主人公・葉村譲を演じる。本作のヒロインであり、主人公たちを前代未聞の謎へと誘う女子大生探偵・剣崎比留子を演じるのは、浜辺美波。そして、神木演じる葉村を振り回すミステリー愛好会の会長であり、自称“ホームズ”・明智恭介役を、中村倫也が務める。さらに、容疑者候補となる怪しい登場人物には、葉山奨之、矢本悠馬、佐久間由衣、山田杏奈、大関れいか、福本莉子、塚地武雅、ふせえり、池田鉄洋、古川雄輝、柄本時生らが扮する。

 今回、本作の主題歌が、来年デビュー15周年を迎えるPerfumeの「再生」に決定。同楽曲は、中田ヤスタカによって映画『屍人荘の殺人』のために書き下ろされた新曲となる。

 9月下旬には、神木、浜辺、中村のキャスト3人とPerfumeの3人が初対面。あ~ちゃんは「曲のイメージや歌詞にこめられた意味について、レコーディング前に中田さんから言われることはあまりないのですが、今回はいつも以上にしっかりと教えてもらった上で歌わせていただいたので、今回、特に力が入ったものができました!」と楽曲に自信を持ってコメント。同じ事務所に所属し、プライベートでも親交のある神木は、「普段からPerfumeさんと仲良くさせていただいているのですが、こうやって一緒にお仕事させていただくのは初めてで変な感じがします。(笑) 凄く素敵な曲を歌っていただいて、飛ぶほど喜んでいます!」と感謝を伝え、それに対しPerfumeも「私たちの大好きな神木君が主演だったこともあり、(オファーをいただいた時に)二つ返事でOKしました。(笑)」と両想いを思わせるやり取りがうかがえる。また、浜辺は「『どこが“再生”なんだろう?』、『何が“再生”なんだろう?』って考えると、意味が深いなぁ、いいなぁと思いました」、中村は「この映画のラストにこの曲が流れるのを聞いて、舞台でいう『幕がちゃんと下りた』というような感じがしましたね」とコメントし、それぞれ喜びを伝えている。

映画『屍人荘の殺人』予告2【2019年12月13日(金)公開】
映画『屍人荘の殺人』特報2【2019年12月13日(金)公開】

 さらに、主題歌「再生」に乗せた最新予告と最新ポスタービジュアルも公開。Perfumeのアップテンポな新曲「再生」をバックに、探偵助手とW探偵が巻き込まれていく展開と、登場人物たちの緊迫感あふれるセリフと表情が確認できる。ポスタービジュアルでは、葉村、比留子、明智を含む“15人の容疑者たち”の姿が散りばめられている。

Perfume コメント

オファーをもらった時の感想

『屍人荘の殺人』の主題歌を担当させていただくことになり、この映画の為の楽曲を描き下ろしていただきました。
3人組による凄く面白そうな物語、同じく3人組である私たちに主題歌のオファーをしていただき、凄く嬉しかったです。私たちの大好きな神木君が主演だったこともあり、二つ返事でOKしました。(笑)(あ~ちゃん)

映画を観ての感想

シリアスそうなタイトルなので心構えして臨んだのですが、初っ端から面白くて、3人で声を出して笑いながら観ていました!(のっち)

物語が進むにつれて、どんどん世界にのめり込んでいきました。登場人物たちが面白くて個性的で、観終わった後も話が尽きませんでした。(かしゆか)

ラストには「え、うそでしょ!?」と思う凄い衝撃が待っていて、ビックリしたのですが、
そのストーリーの結末のおかげで、最後に流れる私たちの楽曲もより深く聞こえた気がします。(あ~ちゃん)

最後にメッセージ

曲のイメージや歌詞にこめられた意味について、中田さんからいつも以上にしっかりと教えてもらった上で歌わせていただいたので、特に力が入ったものができました。中田さんとしても、私たちとしても気に入っている楽曲です。

ストーリーの展開が本当に凄い映画ですが、その展開に負けないくらいアップテンポで、元気で、ラストを優しく温かく包み込んでくれる、映画のラストに相応しい曲になっていると思います。是非映画館で観ていただけたら嬉しいです。(あ~ちゃん)

神木隆之介(葉村譲役)コメント

この作品はタイトルだけ見るとおどろおどろしい感じがしてしまうので、主題歌が凄く大事だなと思っていました。この映画を代表する曲を歌ってくれるのはどんなアーティストだろうってずっと考えていた中、Perfumeさんだと聞いて「すっごいおしゃれでステキ!やばいやばい!楽しみ!」とはしゃいでしまいました。

普段からPerfumeさんと仲良くさせていただいているのですが、こうやって一緒にお仕事させていただくのは初めてで変な感じがします。(笑)、凄く素敵な曲を歌っていただいて、飛ぶほど喜んでいます!

浜辺美波(剣崎比留子役)コメント

凄く素敵な曲でした! つけていただいた「再生」というタイトル、この『屍人荘の殺人』の物語において、「どこが“再生”なんだろう?」「何が“再生”なんだろう?」って考えると、意味が深いなぁ、いいなぁと思いました。みんなで考えてもらえると、より楽しめる曲だと思います。

中村倫也(明智恭介役)コメント

映画を観るまで主題歌アーティストが誰か知らなかったので、映画を観る時に隣の席のリュウ(神木)に「主題歌って誰の曲?」と聞いたら、「内緒です!」とニヤニヤしながら言われました。(笑) この映画のラストにこの曲が流れるのを聞いて、舞台でいう「幕がちゃんと下りた」というような感じがしましたね。

臼井プロデューサー コメント

Perfumeの起用理由

前代未聞の衝撃がラストまで展開し続ける本作なので、エンドの主題歌ではその余韻を引きずる印象に向かうのではなく、勢いそのままに女性の声で全てを包み込んでもらいたいと考えていました。Perfumeさんの持つ溢れ出るPOPさとビート感、そして時に見え隠れするそのミステリアスな表情含めて、本作のラストピースだと確信していましたので、オファーを快諾頂いたときはまさに、一度心臓が止まりそうでした。

実際の曲を聞いての感想

期待していた溢れ出るPOPさが、まさか一度聞いただけで口ずさめてしまうキラーフレーズとして頂けるなんて、想像を遥かに超えた嬉しいサプライズでした。本編を見た後にこそ反芻出来る歌詞の世界観と、さらにPerfumeさんとしてメジャーデビュー15周年イヤー&ベストアルバム発売直後の“まさに今”を感じずにはいられない楽曲のストーリーによって、本作の世界観にまた新たな一面を与えてくれた印象です。

■公開情報
『屍人荘の殺人』
12月13日(金)全国劇場にて公開
出演:神木隆之介、浜辺美波、葉山奨之、矢本悠馬、佐久間由衣、山田杏奈、大関れいか、福本莉子、塚地武雅、ふせえり、池田鉄洋、古川雄輝、柄本時生、中村倫也
監督:木村ひさし
脚本:蒔田光治
原作:今村昌弘『屍人荘の殺人』(東京創元社刊)
製作:「屍人荘の殺人」製作委員会
製作プロダクション:東宝映画、ドラゴンフライエンタテインメント
配給:東宝
(c)2019「屍人荘の殺人」製作委員会
公式サイト:shijinsou.jp/
公式Twitter:@shijinsou_movie
公式Instagram:@shijinsou_movie
スペシャルサイト『ようこそ屍人荘へ』:yokoso-shijinsou.jp 

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