井上真央、“寅さん”の母親像に倍賞千恵子を彷彿 NHKドラマ『少年寅次郎』は山田洋次監督も讚称

井上真央、“寅さん”の母親像に倍賞千恵子を彷彿 NHKドラマ『少年寅次郎』は山田洋次監督も讚称

 土曜ドラマ『少年寅次郎』(NHK総合)の記者会見が10月7日に都内で行われ、井上真央、毎熊克哉、藤原颯音、泉澤祐希、岸井ゆきの、制作統括の小松昌代、演出の本木一博が登壇した。

 本作は、映画『男はつらいよ』の主人公・車寅次郎の少年時代を描いた山田洋次監督による小説をドラマ化したもの。寅次郎出生の秘密から、戦争をはさんだ悪ガキ時代、そして最愛の妹・さくらに見送られて葛飾柴又の駅から旅立つ14歳までの物語を脚本家・岡田惠和が手がける。

井上真央

 車寅次郎を藤原が、育ての母・光子を井上が演じる。その他、ぐうたらな父・平造には毎熊、おいちゃん(平造の弟)の竜造に泉澤、おばちゃん(竜造の妻)のつねに岸井が名を連ねた。

 本作の企画の始まりは、製作統括の小松氏と岡田が「面白いドラマをやりたい」と話した際に岡田が山田監督による原作の小説を出してきたことだったという。本を読んでから、山田監督に会いに行った当時のことを小松氏は「開口一番、『子役がなぁ、いるかね?』とおっしゃいました。その時の最後に『いいでしょう、進めてください』とお許しをいただきました」と、キャスティングの面で大きな課題があったと振り返る。

藤原颯音

 そんな中、そうこうして見つかった寅次郎役の藤原を小松氏は「令和のこの時代によく居てくれた、『宝』と呼んでいます」と絶賛。「(キャスティングが)決まった途端、岡田さんの筆が進み始め、ハードルが高くなっていって止まらなくなっていきましたが、回を追うごとにみんながどんどん飛び越えて、見事にいきいきとした家族になりました」と作品の魅力について語った。

 主演の井上は「私は初めてみた映画が『男はつらいよ』なので、シリーズ50周年に、こんな形で携われると思っていなかったので本当に嬉しく思いました」と感慨深い思いを明かす。共演者については「寅ちゃんも本当可愛くて、毎熊さんは初めてだったんですけど良いダメっぷりで。お二人(泉澤・岸井)はセットにいるだけで安心して、回を重ねるごとにどんどん顔も似ていって、夫婦感がとても出ていて。いち寅さんファンとしてこの作品を楽しんで挑めたかなと思います」とコメント。また、作品中の衣装について「この作品でベスト・オブ・割烹着を目指しています」と言い、笑いを起こした。

毎熊克哉

 寅次郎に意地悪なことを言う平造役の毎熊は、「実を言うと、寅とは話もしないで過ごそうと決めてたんです。けれど、寅がずっと『お父ちゃん! お父ちゃん!』と後ろをついてくるんですよ。待合室までついて来て、『お父ちゃんもこれ食べなよ!』とか(笑)。諦めました(笑)」と現場では藤原と密な時間を過ごしたことを明かす。続いてマイクを持った藤原は「バラバラに撮っていたので、ちゃんと詰まってて、びっくりして、2話はどうなっているのかなとか、めっちゃ待ち遠しい感じでした」と笑顔でコメント。両サイドの毎熊と井上からなにやら仕込まれた後、「好きな女優さんは井上真央さんです」と答え、会場に温かい笑いを起こした。

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