阿部寛が、13年ぶりに帰ってくる 『結婚できない男』第1シリーズをおさらい

阿部寛が、13年ぶりに帰ってくる 『結婚できない男』第1シリーズをおさらい

 「お久しぶりです。桑野信介です。相変わらず、充実しています」。先日電車に乗ったら、こんなPR動画が流れていて、気分がうきうきした。阿部寛の人気主演ドラマ『結婚できない男』が、13年ぶりに『まだ結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系)として帰ってくるのだ。

 『結婚できない男』の主人公は、阿部が演じる建築家・桑野信介。仕事はできるし、ルックスも良い。彼の難点は、性格がとにかく偏屈なことである。

 前作で描かれたのは、その桑野が女医の早坂(夏川結衣)や隣人OL・みちる(国仲涼子)との出会いをきっかけに、少しずつ人に興味を抱き、打ち解けていく様。偏屈さと理屈っぽさを残しながらも、徐々に変化する桑野の姿を阿部がコミカルに演じ、視聴者を惹きつけた。

結婚できない男が結婚!? 第1シリーズをおさらい

 仕事帰りに海外ドラマをレンタルし、夕食には自分で焼いたステーキを満足気に口へ運ぶ。食後は大音量でクラシック音楽を聴きながら指揮をして、余暇にはプラモデル作りに熱中する。結婚すれば「旦那は妻と子どもと家のローンという三大不良債権を背負うことになる」とこぼし、桑野は自分がやりたいことを、やりたい時に、やりたいようにやる完璧な独身生活を送っていた。

 彼の性格は、各話のタイトルを見ただけでよくわかる。第1話「一人が好きで悪いか!!」、第2話「好きなものを食って悪いか!!」、第3話「好きにお金を使って悪いか!!」と、こんな具合。周囲が「いや悪くはないよ。でも……」と言いたくなるのが桑野であり、それを独自の理論で封じるのがまた桑野なのだ。

 第1話では、そんな桑野が腹痛を発症。マンションの隣部屋に住むみちるに助けられ、救急搬送された先で、美人で人当たりも良いが、なぜか結婚できない女医・早坂と出会う。私生活どころか、仕事においても自分を貫き、相手のために譲歩することなどなかった桑野。だが、ちょっぴり強引な早坂やみちるのおかげで、犬に愛情を抱いたり、みちるのストーカーを撃退したりと、他人に“情”を持つようになる。

 一方早坂は、桑野の根底にある優しさに触れ、気づかぬうちに彼に惹かれていく。桑野の持論を「そうですね」と軽く受け流す早坂と、早坂の思いやりを無下にする桑野。まったく噛み合っていないようで実は相性抜群の2人は、いつしか本音を言い合える関係になっていた。

 最終話では、ついに桑野が早坂に告白。憎まれ口を叩きながらも仲睦まじく同じマンションに帰っていくシーンが描かれ、結婚できない男がついに結婚か!? とも思えるハッピーエンディングであったのだが……?

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