“ヒロインと年下男子との恋愛”が急増! 宮沢氷魚、重岡大毅ら演じる年下男子キャラの魅力

“ヒロインと年下男子との恋愛”が急増!

 『ロングバケーション』(フジテレビ系)や『魔女の条件』(TBS系)をはじめ、かねてより“ヒロインと年下男子との恋愛”はドラマの定番テーマのひとつだが、最近はその勢いがますます加速。現在放送中のドラマにも、違った魅力を放つ年下男子が数多く登場している。

ピュアさと包容力を持つ多面性男子:『偽装不倫』伴野丈(宮沢氷魚)

 今期ドラマにおいて、もっともガッツリ“年下男子”との恋愛を謳っているのが『偽装不倫』(日本テレビ系)。主人公・鐘子(杏)が「結婚している」と偽ったことをきっかけに、恋がスタートするのはイケメン、高身長、帰国子女、カメラマンというトキメキワードが並ぶハイスペックな伴野丈(宮沢氷魚)だ。

 年下男子というと、母性本能をくすぐるタイプが描かれるのが通例だが、丈は年下とは思えない落ち着きのあるクールな人。「会いたい」という鐘子のメッセージに、「おいで」と花マルの返信をする男らしさがある傍ら、「大好きだよ」と本音をぶつけて鐘子を困らせてしまうピュアさも持つ。忙しい夫を持つ(フリをする)鐘子に寄り添う包容力と、時折見せる少年のような笑顔とのギャップも魅力だ。

純粋さが罪! 究極の年上キラー男子:『偽装不倫』八神風太(瀬戸利樹)


 一方で、同じ『偽装不倫』に登場する瀬戸利樹演じるピンク髪の八神風太は、根っからの“年下男子”気質。鐘子の姉・葉子(仲間由紀恵)と不倫関係にあるプロボクサーなのだが、とにかく無邪気でかわいらしい。

 相手に壁を作らないチャーミングな性格で、不倫反対派の鐘子も「かわい~!」と声をあげるほど、母性本能をくすぐりまくる年上キラー。葉子が既婚者であると知ってもなお、「(葉子と)愛し合ってる」と明言する“純粋さ”と“強がり”にもまた胸キュン……。あんなにもあどけない笑顔で「〇〇さ~ん!」とブンブン手を振られれば、大半の大人女子は降参せざるを得ないことだろう。

笑顔がまぶしい! ハリキリ男子:『これは経費で落ちません!』山田太陽(重岡大毅)

 『これは経費で落ちません!』(NHK総合)で、堅物な経理部員・森若沙名子(多部未華子)に猛アプローチするのは、ジャニーズWEST・重岡大毅演じる山田太陽。森若のことが好きだと気づくと、「沙名子さん」と下の名前で呼んで距離を縮め、食事に誘いまくるという押しの強さがある。

 そんな太陽の「どうしたら俺と外で会ってくれますか?」「放っておけないっす。一緒にいたいです」といったストレートな言葉攻めに、鉄壁と思われた森若もついに陥落。森若が初キスを促すと、それをかわして“頭ポンポン”という突然の余裕にもトキめかされた。元気いっぱいの年下男子×お堅い大人女子の一風変わったやりとりは、永遠に観ていたいと思える心地よさ。勝手ながら、今期の“ベストカップル賞”を贈りたい。

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