全員がラグビー経験者! 日曜の夜を熱くする『ノーサイド・ゲーム』アストロズ俳優
出世の道を絶たれた男・君嶋隼人(大泉洋)が、ラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーとして、再起をかけた戦いに挑む『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)。そんな今作を盛り上げるのが「アストロズ」のメンバーだ。「アストロズ」のメンバーを演じる役者陣は全員がラグビー経験者。ラグビーの技術と演技力を存分に発揮する彼らの中から、印象深いキャラクターをピックアップしたい。
岸和田徹(高橋光臣)
岸和田は、トキワ自動車所属のラグビーチーム「アストロズ」の主将だ。大泉演じる君嶋やチームメイトからは、親しみを込めて「テツ」と呼ばれている。
岸和田を演じる高橋は、2005年にテレビドラマ『WATER BOYS 2005夏』(フジテレビ系)で俳優デビュー。以降、『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系)、『梅ちゃん先生』(NHK総合)などの作品に出演。中学3年からラグビーをはじめ、高校・大学と続けてきた。
主将として、チームメイト一人ひとりに向き合おうとする岸和田の強い思いが、高橋の苦悩する表情から感じられる。試合に勝つだけではなく、「アストロズ」存続のために何が最善かを考え、行動する岸和田。そんな彼の姿を見て、チームメイトが動き出すのだ。
浜畑譲(廣瀬俊朗)
元日本代表で、「アストロズ」不動のエースである浜畑。
そんな浜畑を演じる廣瀬は元日本代表のラグビー選手。5歳のときにラグビーを始め、北野高校、慶応義塾大学、東芝、日本代表で主将を経験している。本作で俳優デビューを果たした。
初登場時から圧倒的な存在感を放っている廣瀬。強い目力からは圧を感じるが、ラグビーへの思いは誰よりも強い。主将の岸和田とは違った角度で、チームの未来を考えている存在なのだ。何度もキャプテンを務めてきた経験が、本作ではエースとしてメンバーを引き寄せる役どころに生かされている。
佐々一(林家たま平)
「アストロズ」の新人・佐々。気弱だが、若々しい力のみなぎるキャラクターだ。
演じているのは落語家の林家たま平。9代目林家正蔵の息子であり、中学・高校とラグビー部に所属していた。
チームメンバー同士が衝突する場面では、どちらか一方について行動するのではなく、チームのために自分がどうすべきか戸惑う表情を見せる佐々。そんな佐々は、他のチームメイトに比べると負けん気がないように見えるかもしれない。だが、林家の凛とした顔つきは新人らしい力強さに満ちていて、今後チームを動かしていく重要な人物になることが示唆される。