今市隆二、初演技で松永大司監督とタッグ 「すごくいい信頼関係ができました」
6月16日、都内でアジア最大級の国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2019』アワードセレモニー(グランプリ授賞式)が開催された。授賞式には、かたせ梨乃、永瀬正敏、安藤桃子、多羅尾光睦東京都副知事、とよた真帆、ホラン千秋、HIRO、今市隆二、佐野玲於、小林直己、AKIRA、三池崇史監督、井上博貴監督、洞内広樹監督らが登壇。司会を堀潤、フェスティバルアンバサダーをLiLiCoが務め、SSFF & ASIA代表の別所哲也も出席した。
世界130の国や地域から集まった約1万本の作品から、選りすぐりの約200作品を東京5会場とオンライン会場で上映してきた本映画祭。同セレモニーでは、米国アカデミー賞の短編部門のノミネート候補作品となるオフィシャルコンペティション3部門(「インターナショナル部門」「アジア インターナショナル部門」「ジャパン部門」)と、「ノンフィクション部門 supported by ヤフー株式会社」などの各優秀賞が発表。また『ターゲット/A Target』、『天井に浮かぶ彼女/My Best Friend is Stuck on the Ceiling』の2作品が上映された。
セレモニーは、主催者である別所の挨拶で幕開け。東京の魅力を発信する「Cinematic Tokyo部門」の授賞式では、プレゼンターとして多羅尾副知事が登壇し、今年9月に行われる「ラグビーワールドカップ」、さらに「東京2020オリンピック・パラリンピック」という2つのメガスポーツ大会を機に、2020年に向けて「シネマスポーツプロジェクト」を行うと述べた。
続いて、オフィシャルコンペティション3部門と「ノンフィクション部門」の優秀者の表彰へ。総評を尋ねられた安藤監督は「すべての作品、本当にクオリティが高かった」と驚きの表情を見せ、「平成は“物”とかを捨てる時代で、断捨離が世界的なブームにもなった。そこから、令和は“心”の時代ではないかと感じている。映画文化は“心”が一番コアにあるメディアだと思うので、ショートフィルムを入口に、映画界がますます発展してほしい」と期待を込めた。
また「ノンフィクション部門」の審査員を務めたホラン千秋は、「(ノンフィクションは)見終わった後にも心に残る。“明日からは、こう生き方を変えてみようかな”とか、長い時間をかけて影響を及ぼすものだと思いました」とコメント。他に、25歳以下の国内在住監督による「U-25プロジェクト supported by 日本セーフティー」「CGアニメーション部門」の各優秀賞、および「ひかりTVアワード」の各受賞者を表彰式も行われた。