今市隆二、初演技で松永大司監督とタッグ 「すごくいい信頼関係ができました」

今市隆二、初演技で松永大司監督とタッグ

 さらにこの日、別所、EXILE HIRO、作詞家・小竹正人という3人によるコラボ企画「CINEMA FIGHTERS project」の第3弾『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-」全5作品の監督・キャストが発表。三池崇史監督作品『Beautiful』にはEXILE AKIRA、井上博貴監督作品『魔女に焦がれて』には佐藤大樹、松永大司監督作品『On The Way』には今市隆二、洞内広樹監督作品『Ghosting』には佐野玲於、行定勲監督作品『海風』には小林直己が主演することが明かされた。

EXILE HIRO

 ここで別所、EXILE HIRO、監督を務めた三池、井上、洞内、キャストのAKIRA、小林、今市、佐野が登壇。5作品について「すばらしい監督との出会いがあった」と語ったHIROは、「前回までは、小竹さんの楽曲を監督さんに聴いてもらい、監督さんの世界観で(作品を)作っていただいていた。今回からは、小竹さんと監督さんが直接打ち合わせをして作品を作っているので、すごく曲に入り込みやすいと思う」とも。別所は「音楽の中にある歌詞の世界、音の世界を物語にするという大きなエンターテインメントをみなさんにお届けできることが嬉しい」と、喜びを滲ませた。

 そんな中、突然、三池監督が「結婚おめでとうございます」とAKIRAを祝福。「こういう前向きな映画です。こういう気分になっていただければ」と話すと、会場からは温かな拍手が上がった。「ありがとうございます」と照れ笑いを見せたAKIRAは「ファーストシーンからラストまで、短い時間の中で良さを伝える、楽しさと難しさがある。短い時間で三池監督を理解していくのは緊張したけど、演出のひとつひとつまで俳優に寄り添ってくれる温かい方だった」と撮影を振り返った。

AKIRA

 一方、今作で演技に初挑戦となった今市は「右も左もわからない状況でしたが、撮影に入る前に松永監督と数回食事をさせていただいた。プライベートなことから仕事のことまで色々話せたので、すごくいい信頼関係ができました」と話し、良い雰囲気で撮影に臨めたと述懐。「今回経験したことをアーティスト活動にも還元できればと思っています」と力強く語った。

 今回“ゴースト”を演じる佐野は「死んだことがないので、ゴーストとしてどう接したらいいかは難しかったです」と笑いを交えつつ、「“思いは時を超える”ということで、監督がすごく素敵な作品に仕上げてくださった」と自信の表情。続く小林は「幸せだったり、生きることを改めて考えるきっかけをたくさんいただいた。希望の形は一人一人違うし、変わってくると思うけど、そういうことを問うてくれる作品。行定監督とはご一緒してみたかったので、光栄な時間でした」と感慨深げに語っていた。

佐野玲於

 セレモニーのラストには、グランプリとなる「ジョージ・ルーカス アワード」が発表され、ツエンファン・ヤン監督の『見下ろすとそこに』が受賞。かたせからトロフィーが贈られ、大きな拍手とともにセレモニーは幕を閉じた。

(取材・文=nakamura omame)

■イベント情報
『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2019』
開催期間:5月29日(水)〜6月16日(日)
上映会場:東京計5会場予定およびオンライン会場
※開催期間は各会場によって異なる。また、変更になる場合もあり。
・5月30日(木)〜6月2日(日)iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ
・6月6日(木)〜6月9日(日)表参道ヒルズ スペース オー
・6月11日(火)赤坂インターシティコンファレンス the AIR
・6月11日(火)〜6月14日(金)アンダーズ 東京 Andaz Studio
・6月13日(木)〜6月15日(土 )シダックス・カルチャーホール
一部の有料イベントを除き、全ての上映会場ともに無料上映。
事前予約はオフィシャルサイトにて、4月24日(水)14:00〜受付 ※当日券もあり。
主催:ショートショート実行委員会 / ショートショート アジア実行委員会
公式サイト:https://www.shortshorts.org/2019/

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