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宇野維正の興行ランキング一刀両断!

世界的ホラーアイコン『貞子』は、日本映画界きっての「孝行娘」!?

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 先週末の映画動員ランキングは、前週1位の『コンフィデンスマンJP』が土日2日間で動員25万8000人、興収3億5100万円をあげて2週連続1位に。興収は前週比91%と、かなりの高推移で好調を維持している。初登場作品で最上位につけたのは2位の『空母いぶき』。土日2日間で動員19万4000人、興収2億4600万円。キノフィルム配給作品としては過去最大規模の331スクリーンでの公開と大きな期待がかけられていた作品だったが、大ヒット・スタートとはいかなかった。

 今週注目したいのは、動員ランキング4位初登場の『貞子』。言うまでもなく鈴木光司の『リング』を原作&源流とする、1998年から始まった『リング』フランチャイズ映画の最新作にして、日本製作の作品としては『貞子3D2』以来6年ぶりの作品なわけだが、土日2日間で動員11万8000人、興収1億6400万円、初日からの3日間で動員15万2000人、興収2億1000万円という数字をどう見るか。

 「日本製作の作品としては」というのは他でもない、『リング』及びそこから生み出された「貞子」のキャラクターは本作を入れて過去に日本で7作品(2016年のクロスオーバー作品『貞子vs伽椰子』を含めると8作品)、韓国で1作品、アメリカで3作品が製作されている日本発のグローバル・コンテンツ。今回の『貞子』では映画としてはオリジナルとなる日本版『リング』の中田秀夫が久々に監督を務めたことが話題となったが、中田秀夫監督がこれまで手がけたのは日本版『リング』(1998年)、日本版『リング2』(1999年)、アメリカ版『ザ・リング2』(2005年)の3作品。今回の『貞子』は14年ぶり4作目となる。ちなみにアメリカ版『ザ・リング2』は2005年5月の第3週に全米ボックスオフィス1位に初登場。中田秀夫監督は過去にたった二人しかいない全米1位を獲得したことがある日本人監督でもあるのだ(もう一人はアメリカ版『THE JUON/呪怨』の清水崇監督)。

      

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