高橋一生は異性に翻弄される“ヒロイン”のよう? 『東京独身男子』にみぞみぞする3つの理由
原因3:恋愛コラムにおける定番テーマ
ドラマでも取り上げている「別れた恋人とやり直したい」「二番目に好きな人と結婚した方が幸せ?」といったテーマは、巷にある恋愛コラムにおいても定番だ。つまり、同じような状況で悩んでいる人は多いため、そういう人にとっては主人公に感情移入するからこそ、こじらせた言動ばかりをする太郎にみぞみぞするところもあるだろう。
ちなみに第三話では、三好の妹・かずな(仲里依紗)に好意を寄せられている太郎が彼女に、「君はぶっちぎりの2番(目に好きな人)だから、付き合おう」と前代未聞の最低な告白をして、かずなに目をパチクリされていた。まさに大人の男として“ダメ太郎”だ。
テレビドラマの楽しみ方は人それぞれであり、不完全な主人公を「人間らしい」と面白がれる人もいれば、逆に「主人公への共感」や「魅力のある主人公への憧れ」がそのドラマを見続けるモチベーションになる視聴者もいる。後者タイプの人にとっては、今回のようなダメ男の主人公の言動に、みぞみぞ(イライラ)せずにはいられないだろう。
それでも個人的には、太郎が今後どうなるのかが気になって仕方ない。それは、彼が不器用ながらも一生懸命幸せな未来を追い求めているからだ。すっかり虜になってしまった『東京独身男子』に、これからも目が離せない!
■コラムニスト・ひかり
作家、コラムニスト、フリー記者。夕刊フジでコラム連載をきっかけにコラムニストに。近著に電子書籍「“子供おばさん”にならない、幸せな生き方」、書籍『愛される人の境界線』(KADOKAWA/中経出版)など。公式ブログ「ホンネのOL“婚活”日記」や4コマ漫画「子供おばさん」は、共にアメブロの公式トップブロガー。
■放送情報
土曜ナイトドラマ『東京独身男子』
テレビ朝日系にて、毎週土曜23:15~0:05放送
出演:高橋一生、斎藤工、滝藤賢一、仲里依紗、高橋メアリージュン、桜井ユキほか
脚本:金子ありさ
音楽:河野伸
演出:樹下直美、タナダユキほか
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)岡美鶴(アズバーズ)
制作協力:アズバーズ
制作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日
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