『集団左遷!!』ついに明かされたスパイの正体 福山雅治たちを支える家族の絆が描かれる

『集団左遷!!』家族の絆が描かれた第3話

 “令和最初の下剋上”をうたう日曜劇場『集団左遷!!』(TBS系)の第3話が5月5日に放送された。

 廃店撤回に向けて1カ月目から7億円の業績アップという幸先の良いスタートを切った片岡洋(福山雅治)たちの前に突如現れたのは、三友銀行常務取締役・横山輝生(三上博史)。「大いに期待しています」という言葉とは裏腹に本部の嫌がらせは目に見えて激しさを増していく。すでに廃店が決定した小平支店の残務整理に蒲田支店が駆り出される。それだけでなく、廃店候補である蒲田支店の大口顧客は本部が一括管理することになった。

 役員会で異論をはさもうとする頭取・藤田秀樹(市村正親)を会長の郷田成道(津嘉山正種)がはねつける場面がリアルだ。社内の派閥争いとパワーバランスによってサラリーマンの運命など簡単に左右されてしまう。血相を変えて本部の行員につかみかかる滝川晃司(神木隆之介)や木田美恵子(中村アン)たちは、手足をもがれながらも目標達成にまい進する。

 第3話の舞台となるのは急成長中のエステサロン「田口るみビューティーサロン」。担当は副支店長の真山徹(香川照之)だ。社長の田口るみを演じるのは浅野ゆう子。シャンパンタワーを横にホストをはべらせる絵に思わず笑ってしまったが、その夫・孝一をアニメ『名探偵コナン』で知られるベテラン声優・高木渉が演じている。近年はドラマにも活躍の場を広げており、敏腕社長を支える専務役を好演していた。

 「がんばらせていただきます!」と二つ返事で総額30億円の融資を引き受けようとする片岡だったが、真山は首を縦に振らない。前月比25%という急成長ぶりに不審感を抱く真山は、片岡に命じられてしぶしぶビューティーサロンの信用調査を行うことになる。

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