『アイアン・スカイ』7年ぶりの続編、7月公開決定 恐竜に乗ったヒトラーが暴れる特報映像も
月面からナチスが侵略してくるパニックを描いたSFアクション『アイアン・スカイ』の7年ぶりの続編『Iron Sky: The Coming Race』が、『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』の邦題で7月12日より公開されることが決定した。
月の裏側にナチスが秘密基地を建設し、人類を侵略するという規格外の設定の映画『アイアン・スカイ』。ファンから1億円ものカンパが集まり映画製作にこぎつけ、その設定はもちろん、ブラックユーモアあふれる内容、そして迫力のバトルシーンで脚光を浴びた。続編となる今回も、1.5億円という大金がファンからのカンパで集まった。
人類は月面ナチスとの戦いに勝利するも、核戦争で自滅し、地球は荒廃してしまった。それから30年後、人々はナチスが月面に作っていた基地で生き延びていたがエネルギーが枯渇し、絶滅の危機を迎えていた。主人公オビは荒廃した地球の深部に新たなエネルギー源があることを知り、人類を救うため、誰も足を踏み入れたことのない“ロスト・ワールド”へと旅立つ。
前作『アイアン・スカイ』のメガホンを取ったフィンランドの鬼才ティモ・ヴォレンソラが監督を続投し、新鋭女優ララ・ロッシが、主人公である月面基地の機関士を演じる。前作で人気を博した元月面ナチス青年団伍長レナーテ・リヒター役をユリア・ディーツェが再び演じ、元月面ナチスの総統ウォルフガング・コーツフライシュも前作に続きウド・キアが続投。キアは、本作で初登場する第三帝国の総統アドルフ・ヒトラーも演じ、1人2役を務めている。
公開されたティザービジュアルは、月面を背にしたヒトラーが恐竜に乗ってジーク・ハイルのポーズをとっている象徴的なデザインとなっている。
特報映像では、屈強な扉を破ってくる恐竜に乗ったヒトラーの姿に「こんなバカなことってある?」と観客の気持ちを代弁するかのように主人公オビが呆気にとられる様子が映し出され、恐れおののく人々をよそにヒトラーは「ジーク・ハイル!マザーフ○ッカー」と侵略開始を告げる。
■公開情報
『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』
7月12日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督:ティモ・ヴォレンソラ
脚本:ダラン・マッソン、ティモ・ヴォレンソラ
出演:ララ・ロッシ、ウラジミル・ブラコフ、キット・デイル、トム・グリーン、ユリア・ディーツェ、ウド・キアほか
配給:ツイン
フィンランド・ドイツ/英語・ドイツ語/原題:Iron Sky: The Coming Race/カラー/デジタル/93分
(c)2019 Iron Sky Universe, 27 Fiims Production, Potemkino. All rights reserved.
公式サイト:ironsky-gyakushu.jp