高畑充希を励まし、岩田剛典に怒られる“町田くん”の姿が 『町田くんの世界』新予告&場面写真

『町田くんの世界』新予告&場面写真

 6月7日に公開される映画『町田くんの世界』より、30秒新予告と場面写真、主演を務めた細田佳央太と関水渚からのコメントが公開された。

 本作は、『舟を編む』の石井裕也監督が、『別冊マーガレット』で連載されていた安藤ゆきによる同名コミックを実写化した青春映画。運動も勉強も苦手で、見た目も普通ながらも、接した人みんなの世界を変えてしまう不思議な力を持つ町田くんに突然の出来事が訪れ、優しさに溢れていた“町田くんの世界”がひっくり返る。

 主演には、演技経験ほぼゼロの新人である細田と関水が抜擢。共演には、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子らが名を連ねた。

『町田くんの世界』30秒予告

 公開された30秒予告は、前田や岩田、池松らが「町田くん」の名前を口にする場面から始まり、細田演じる町田くんが、涙を流すさくら(高畑充希)に「さくらさんは大切な人だよ」と語るシーンや、「必死こいて生きても意味ねえぞ!」と怒る氷室(岩田剛典)に「いま一生懸命な顔してる」と切り返す様子が映し出されている。

 また、場面写真では岩田が細田の胸ぐらを掴む場面が切り取られている。

 今回、石井監督の計らいで、クランクイン前には、ロケハンや美術打合せという、普段はキャストが参加することのない、映画制作の初期段階から参加した主演の細田と関水。町田くんを演じた細田は「主人公の町田くんを演じると決まった時は凄く嬉しかったです。と同時に、新人の自分が主演として撮影に臨むことに対し、プレッシャーと緊張が押し寄せてきた。そんな色んな感情が入り混じった中現場に入りましたが、出演者・スタッフの皆さんにたくさん支えられ、皆さんの想いに負けないように食らいついて臨みました」と振り返り、町田くんのクラスメイトの猪原さんを演じた関水は、「本当に驚きましたし、嬉しかったですが、それを超えるほどのプレッシャーと不安がありました。撮影初日に石井監督が『ビシッとしてないと負けちゃうよ!』と言ってくださって、色々なものに負けないように吹っ切れました」と当時の心境を明かしている。

 丸ぶちメガネがトレードマークの町田くんを演じるにあたって、撮影中はリハーサルも含めて四六時中メガネをかけていたという細田は、「町田くんのキャラクターに悩んでいた僕に、石井監督は『全人類を家族だと思う子は、この世に町田くんしかいない。困った時は、神様のような子だと考えてみなさい』と声をかけて下さいました。それくらい彼は唯一無二で、素敵な子だと。その言葉をいただいてからは、町田くんという役に少し近づけた気がします」と明かした。一方、猪原さんを演じた関水は「猪原さんは、感情豊かなキャラクターだと思います。怒るシーンなどは『リミッターを外して振り切った演技をするように』と石井監督が指導して下さいました。振り切るということが難しくて、とても悩みましたが悩みましたが、それを意識して猪原さんを演じました」と石井監督との撮影中のエピソードを披露した。

 自身の集大成とも言える本作を手がけた石井監督は「本当に例外に例外を重ねた映画になっています。最終的に言いたかったのは、“映画は本当にあきれるほど自由なもの”で、こうあるべきだ、っていうものはないということです。キャストもスタッフも、自由にのびのびと楽しいことをやっています。だから『町田くんの世界』は本当に楽しい映画なんです」とコメントを寄せている。

■公開情報
『町田くんの世界』
6月7日(金)全国公開
出演:細田佳央太、関水渚、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子
監督・脚本:石井裕也
脚本:片岡翔
原作:安藤ゆき『町田くんの世界』(集英社マーガレットコミックス刊)
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)安藤ゆき/集英社 (c)2019 映画「町田くんの世界」製作委員会
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/machidakun-movie/

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