佐藤仁美、『リング2』以来20年ぶりの倉橋雅美役で、池田エライザ主演『貞子』出演へ

佐藤仁美『貞子』に出演へ

 5月24日公開の映画『貞子』に、初代『リング』『リング2』に出演した佐藤仁美が20年前と同じ役で出演していることが明らかになり、あわせて場面写真が公開された。

 見ると1週間後に呪い殺されるという“呪いのビデオ”の恐怖を描いた鈴木光司のホラー小説を原作に、中田秀夫監督が映画化した『リング』は、のちに続くJホラーブームの火付け役となった。それから20年、時代の変化と共に恐怖の形状を変えながら、日本のホラー映画界をけん引してきたシリーズ最新作『貞子』が、池田エライザをヒロインに迎え、中田監督率いるオリジナルチームの手で新たに映画化される。

 初代『リング』で貞子と遭遇しながらも奇跡的に生き残る女子高校生・倉橋雅美役を演じた佐藤が、20年ぶりに同役でシリーズに再登場する。『リング』で“呪いのビデオ”の最初の犠牲者となった大石智子(竹内結子)の死に際を目撃し、貞子の呪いを目の当たりにしてしまった女子高校生・倉橋雅美。『リング2』ではそのトラウマから精神病院に入院している姿が描かれ、雅美の体内には貞子の怨念を宿っているということが発覚する。

 本作で佐藤は、主人公の秋川茉優(池田エライザ)が勤める精神病院の患者で、茉優に異常な執心を燃やす女性として登場。その実力について中田監督は「日常的な自然な演技とホラーならではテンションマックスのお芝居の双方を見事に演じきっていただきました」とコメント。一方、佐藤も「(中田監督は)全然ブレてなくて、あの時のままでした(笑)ずっと喋ってる(笑)」と証言する。

 公開された場面写真では、茉優の弟で、心霊動画を撮影しその動画を配信する和真(清水尋也)、茉優と薄暗い洞窟の入り口で怪訝な表情を浮かべる祐介(塚本高史)、不気味な人形を抱える謎の少女(姫嶋ひめか)、茉優の職場の精神科医である藤井(桐山漣)、今にも火を灯そうとマッチを手に無機質な表情で佇む祖父江初子(ともさかりえ)、佐藤演じる雅美の姿も捉えられている。

コメント一覧

佐藤仁美(倉橋雅美役)

オファーをいただいてびっくりしました。そういえば私!生きてた!!!と、すごく嬉しかったのと同時に、20年前の生き残りが出てきたら、面白いとも思いました。20年ぶりの生き残りがどうなったのか、楽しみにしててください。中田監督の作る作品は、怖いからなぁ。。。楽しむというより、思う存分、怖がって下さい(笑)

監督:中田秀夫

『リング』での冒頭のシークエンスの出演を終えた佐藤さんが、「もっと長く出たかったです!」と私に訴えてくれたのがとても嬉しく、ならばと、『リング2』では「貞子を目撃した生き証人」として、重要な役を担っていただきました。そして今作、20年の時を経ても「生き証人」としての鮮烈な貞子のイメージは、佐藤さんからエライザさんにビビッドに伝播していきます。『リング』の大勢のオーディションでは、十代だった佐藤さんの天性の演技力を見た瞬間に、この子だ!と決めました。最近もドラマや舞台等で勘所を捉えたお芝居を拝見して来ていたので、是非3度目のタッグをと、お願いしました。今回も同性のエライザさんに執着心を持ってしまうという役を、日常的な自然な演技とホラーならではテンションマックスのお芝居の双方を見事に演じきっていただきました。

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■公開情報
『貞子』
5月24日(金)全国公開
出演:池田エライザ、塚本高史、清水尋也、姫嶋ひめか、桐山漣、ともさかりえ、佐藤仁美
原作:鈴木光司『タイド』(角川ホラー文庫刊)
監督:中田秀夫
脚本:杉原憲明
配給:KADOKAWA
(c)2019「貞子」製作委員会
公式サイト:sadako-movie.jp
貞子公式Twitter:@sadako3d

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