“水のあるところに現れる女”が子供たちに襲いかかる 『ラ・ヨローナ~泣く女~』予告編

『ラ・ヨローナ~泣く女~』予告編

 ジェームズ・ワン製作映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』の予告編が公開された。

 本作は、『死霊館』ユニバースの産みの親であるワンが、伝説の怪談『ラ・ヨローナ』を映画化したホラー。ヨローナとは古くから中南米に伝わる呪われた存在で、かつて愛する夫が浮気をしたことにより、嫉妬に狂い、夫が世界で一番愛する我が子を溺死させてしまった女。その後悔から彼女は嘆き苦しみ、遂には正気を失って自ら川に身を投げ、呪いとなってこの世を彷徨っている。ヨローナの涙は今も枯れることはなく、彼女は水のあるところに現れる。

 メガホンを取ったのは、ワンによって『死霊館』第3弾の監督を任され、彼が「彼は不気味で本当に怖い人物」と語る新鋭マイケル・チャベス。さらに、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の脚本を務めたゲイリー・ドーベルマンがワンとともに製作に名を連ねる。主人公のソーシャルワーカーの女性アンナを、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『グリーンブック』のリンダ・カデリーニが務め、彼女の子供エイプリルとクリスを『アメリカン・スナイパー』のマデリン・マクグロウ、新人のローマン・クリストウがそれぞれ演じる。

『ラ・ヨローナ~泣く女~』予告編

 公開された予告編は、川辺の事件現場シーンから幕を開ける。カデリーニ演じるソーシャルワーカーであり、夫を亡くした二児の母・アンナは、2体の子供の水死体を目にする。現場では「あんたのせいよ!」と亡くなった子供の母・パトリシアがアンナに詰め寄る。アンナは自身の担当するパトリシアからの助けを求める声を無視してしまったのだ。結果、逆恨みを買ってしまうこととなるアンナ。パトリシアが「あんたの子供も! いずれ聞くはずよ! あの女の泣き声を…!」と語ると、身に覚えのないアンナは「女?」と聞き返し、パトリシアは「ヨローナ(泣く女)…!!」とその名前を口にする場面が描かれる。

 また、アンナと2人の兄妹・クリスとエイプリルに地元の悪魔祓い・ラファエルが紹介され、呪術医である彼の力を借り、“泣く女対策”をする様子や、“泣く女”ヨローナがクリスやエイプリルに襲いかかるシーンも確認できる。

■公開情報
『ラ・ヨローナ~泣く女~』
5月10日(金)全国公開
監督:マイケル・チャベス
製作:ジェームズ・ワン、ゲイリー・ドーベルマン
出演:リンダ・カデリーニ、マデリン・マクグロウ、ローマン・クリストウ、レイモンド・クルツ、パトリシア・ベラスケスほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/原題:The Course of La Llorona
(c)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
公式サイト:lloronamovie.jp

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