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生田斗真、『いだてん』弥彦役で真骨頂を発揮 “アツさ”と“上品さ”を併せ持つキャラが話題に

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 そして、2010年代。『人間失格』や『シーサイドモーテル』、『ハナミズキ』などの映画の主演も務め、2014年には大河ドラマ『軍師官兵衛』(NHK総合)に出演。キリシタン大名・高山右近役として、凛とした真っ直ぐな演技を見せた。その後も、『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』(TBS系)、映画『グラスホッパー』、『土竜の唄』シリーズ、『彼らが本気で編む時は、』、『友罪』などで主演を務める。アツい役、少しおバカな役、クールな役など、幅広いキャラクターを演技で表現してきたのである。

 そして、『いだてん ~東京オリムピック噺~』の三島弥彦だ。弥彦は、絵に描いたようなエリート。元警視総監の父、日本銀行総裁の兄、薩摩の華族出身の母という名家に生まれ、自身は東京帝国大学(現東京大学)の学生。さらにスポーツにも長けており、女性たちからも黄色い声援を浴びているような人物である。普段は名家の生まれらしく自信溢れる堂々とした立ち振舞いと落ち着いた話し方が印象的だが、それだけではない。天狗倶楽部のメンバーである時は異常に熱く、無駄にノリが良い。実際ナレーションでも「明治の世にこんなにうざくてチャラい輩がいるわけないと思うでしょうが、残念ながら実在したんです」と語られるほどだ。生田も上半身裸かつ真顔で踊るという振り切った演技を見せ、ネット上でも話題になっていた。このアツくて真っ直ぐな演技は、同じく宮藤官九郎が脚本を手がけた映画『土竜の唄』シリーズの菊川玲二とどこか通じる。一方で、玲二のように武闘派なだけでなく育ちの良さもにじみ出ている。つまり、生田はこれまでの演技経験を自分の中で融合し、新しい役ヘ昇華させているのではないだろうか。

 2月17日には、7話が放送される『いだてん』。この先も弥彦の出番はまだまだある。ストーリーが進むに連れて、弥彦に変化が表れる可能性も否めない。エリートでありつつも無駄にアツいという個性的な弥彦を、生田はどう育てていくのか。同作品で生田はまた一皮むけそうだ。

(文=高橋梓)

■放送情報
『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』
[NHK総合]毎週日曜20:00~20:45
[NHK BSプレミアム]毎週日曜18:00~18:45
[NHK BS4K]毎週日曜9:00~9:45
作:宮藤官九郎
音楽:大友良英
題字:横尾忠則
噺(はなし):ビートたけし
出演:中村勘九郎、阿部サダヲ/綾瀬はるか、生田斗真、杉咲花/ 森山未來、神木隆之介、橋本愛/杉本哲太、竹野内豊、 大竹しのぶ、役所広司
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/idaten/r/
写真提供=NHK

      

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