錦戸亮の過去が物語の鍵に? 『トレース~科捜研の男~』“嫌われ役”船越英一郎との関係性に変化も

『トレース』船越英一郎の哀しき過去

 虎丸を演じる船越英一郎は、フジテレビがYouTubeに公開しているインタビュー動画にて、虎丸の細かなキャラ設定を語っている。定年間近の刑事で、叩き上げで警視庁まで上り詰めるも、もう出世もないと、自分の未来がしっかりと見えた人物。キャリアを積み上げてきた哀愁漂う、影を背負う刑事だ。船越と言えば、“サスペンスの帝王”と呼ばれるほどに、刑事役を自分のフィールドとして、生業にしてきた役者。月9ドラマ初出演ということもあり、船越は新たな刑事ドラマ、新しい次元を見せていくことを意気込んでいる。

 本作が「新たな刑事ドラマ」になる上で鍵を握るのが、毎話少しづつ描かれている真野の過去だ。公式設定にも虎丸が「真野の過去に何かがあることに気づき、興味を持つようになる」とあり、これから彼らの関係性が変化していくことが伺える。また、SNSを中心に船越の目立った演技に物議を呼んでいることに、監督の松山博昭氏は「狙い通り」とインタビューで明かしており、「真野と虎丸のラブストーリーにしたかったんです」という驚きの展開にも触れている(参照:https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/01/21/kiji/20190120s00041000510000c.html)。虎丸の可愛らしさも見えてくるという今後の『トレース』。サスペンスの帝王・船越が、どのような新境地を見せてくれるのか。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
『トレース~科捜研の男~』
2019年1月7日(月)スタート 毎週月曜21:00〜21:54放送
出演:錦戸亮、新木優子、山崎樹範、岡崎紗絵、矢本悠馬、山谷花純、加藤虎ノ介、小雪、遠山俊也、篠井英介、船越英一郎
原作:古賀慶『トレース~科捜研法医研究員の追想~』(ノース・スターズ・ピクチャーズ『月刊コミックゼノン』連載)
プロデュース:草ヶ谷大輔、熊谷理恵
脚本:相沢友子
演出:松山博昭、相沢秀幸、三橋利行
制作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/trace_drama/

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