吉沢亮、平野紫耀、横浜流星……“少女漫画実写化キング”に王手をかける若手俳優たちの戦い
平野紫耀
平野は今年、『honey』『ういらぶ。』に主演。さらにドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系、以下『花晴れ』)でも、抜群の存在感を見せた。誰もが認める甘いマスクと、唯一無二のハスキーボイスでささやく甘い言葉で、女子の心をがっちりキャッチ。これまではギャップで魅せる役柄が多かったが、今後はどストレートな王子様キャラや、ミステリアスなクールキャラなど、違った方向からもガンガンときめかせてほしいところである。
中川大志
『花晴れ』で平野のライバルだった中川は、『坂道のアポロン』『虹色デイズ』『覚悟はいいかそこの女子。』に出演。少女漫画といえば、彼と彼女の身長差が胸キュン要素のひとつとなるため、中川の178.5cmという高身長は大きな武器となる。また子役から活躍してきた彼には安定した演技力があり、少女漫画ならではのふわふわとしたファンタジー感に、リアリティを加えて作品をうまく着地させることができるのも強みといえそうだ。
佐野勇斗
続いて注目したいのは、今年『ちはやふる -結び-』『青夏 きみに恋した30日』『3D彼女 リアルガール』が公開となった佐野。青春ものという意味では、『走れ!T校バスケット部』にも出演中だ。先日発売された「ViVi国宝級NEXT イケメン<2018下半期>」でも堂々の第1位を獲得するなど、若い世代からの期待値が高い佐野。今後はテレビなどへの露出を増やすことで、幅広い世代に向けて認知度を高めていきたいところである。
横浜流星
“壁ドン”という流行語を生み出した『L・DK』の第2弾『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の公開を控える横浜流星は、今年『honey』『兄友』『虹色デイズ』に出演。また現在公開中の『青の帰り道』でも制服姿を披露するなど、まさに青春映画に引っ張りだこである。そんな横浜だが、来年1月期の深田恭子主演ドラマ『初めて恋をした日に読む話』で、意外にもプライム帯連ドラに初のレギュラー出演。同作は、横浜のホームともいえる漫画原作ものだけに、これを機に人気が加速する予感だ。
杉野遥亮
一方で、映画とドラマにバランスよく出演を続けているのが杉野遥亮。先日、最終回を迎えたドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)で演じた引っ越し屋の青年役も好評だった。2018年は『あのコの、トリコ。』『春待つ僕ら』が公開となり、来春には『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』で横浜と恋の火花を散らす。モデルとしても活躍する杉野は、少女漫画さながらのスタイルが強み。ヘタレキャラからクールキャラまで演技の幅も広いだけに、今後も漫画原作ものに重宝されることは間違いない。
佐藤大樹
また佐藤大樹は『ママレード・ボーイ』『センセイ君主』という話題作への出演が続き、今年に入って突如胸キュンものの常連へと躍り出た。先の2作では、ヒロインに恋する友達ポジションだった佐藤だが、来年公開の『4月の君、スピカ。』では福原遥とW主演。今までとはひと味違う、学年トップの秀才役で、正面から女子のハートを掴みにくる。
ほかに、小関裕太(23歳)や佐藤寛太(劇団EXILE/22歳)らも少女漫画原作ものに名を連ねることが多く、『中学聖日記』(TBS系)で話題沸騰の岡田健史(19歳)も、今後胸キュン作品に出演していく可能性大。2019年も、女子たちをときめかせる若手俳優たちの演技バトルは、ますます激化していきそうだ。
※『L・DK』の「・」はハートマークが正式表記
■nakamura omame
ライター。制作会社、WEBサイト編集部、専業主婦を経てフリーライターに。5歳・7歳の息子を持つ2児の母。ママ向け&エンタメサイトを中心に執筆中。Twitter
■販売情報
『ママレード・ボーイ』
発売中
【初回仕様】ブルーレイ プレミアム・エディション(2枚組):¥5,990+税
【初回仕様】DVD プレミアム・エディション(2枚組):¥4,990+税
DVD(本編ディスク1枚):¥3,990+税
発売・販売元:ワーナー・ブラザースホームエンターテイメント
(c) 吉住渉/集英社 (c) 2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/marmaladeboy/
出演:桜井日奈子、吉沢亮、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、優希美青、筒井道隆、谷原章介、檀れい、中山美穂
原作:吉住渉「ママレード・ボーイ」(集英社文庫〈コミック版〉)
監督:廣木隆一
脚本:浅野妙子、廣木隆一
音楽:世武 裕子
主題歌:GReeeeN「恋」(ユニバーサル ミュージック)