「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『来る』
ちなみに、8年前の『告白』ではレディオヘッドやThe xx、4年前の『渇き。』ではディーン・マーティンやでんぱ組.incの楽曲を起用するなど、音楽にも注目が集まる中島作品だが、今回本編で楽曲が使用されているのは、マシュー・ハーバートやシガレッツ・アフター・セックスなど。なんとも中島監督らしい選曲だ。
ホラー映画ファンとしては「もっと怖いものを見せてくれ」という気持ちもあるが、この規模の作品でここまでの描写はなかなかのもの。特に、太賀が演じる後輩社員の“アレ”と、柴田理恵が演じるタレント霊媒師の“アレ”が頭から離れない。その詳細はぜひ劇場で確かめてほしい。
■公開情報
『来る』
全国公開中
監督・脚本:中島哲也
企画・プロデュース:川村元気
原作:澤村伊智『ぼぎわんが、来る』(角川ホラー文庫刊)
出演: 岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡、青木崇高、柴田理恵、太賀、志田愛珠、蜷川みほ、伊集院光、石田えり
製作プロダクション:東宝映画、ギークサイト
配給:東宝
(c)2018「来る」製作委員会
公式サイト:http://kuru-movie.jp/