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「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『クレイジー・リッチ!』

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 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、初めて牌を握ったのは3歳の時、リアルサウンド麻雀部の若田が『クレイジー・リッチ!』をプッシュします。

『クレイジー・リッチ!』

 オールアジア系キャスト、原作者ケビン・クワンのギャラは1ドルで、監督が直接手紙を書いて、コールドプレイの代表曲のひとつ「Yellow」が主題歌に。アメリカでは大ヒットを記録し、3週連続首位達成、各メディアも絶賛……と、公開前から話題が尽きなかった『クレイジー・リッチ!』が、満を持して日本でも公開されました!

 原題は『Crazy Rich Asians』、直訳すると“頭がおかしくなるほどリッチなアジア人たち”。主人公のレイチェル(コンスタンス・ウー)は、中国からの移民である母親からニューヨークで生まれた中国系アメリカ人です。恋人のニック(ヘンリー・ゴールディング)の故郷シンガポールでの友人の結婚式に同伴すると、なんとニックはアジア全域で商売を広げる大富豪一族の跡取り息子であることが判明します。当然、彼を狙う女性は多く、ニックの母親(ミシェル・ヨー)も、“移民の子”であり“アメリカ人”なレイチェルを認めない。レイチェルはこの恋を諦めるのか果たして……。

 筋書きは王道なラブロマンス、そしてシンデレラストーリーでもあります。ここでポイントになるのは、やはりそこに“アジア”、あるいは“移民”という要素が入ってくること。レイチェルは、アメリカの一流私立大であるニューヨーク大学で経営学の教鞭を執っています。それは誇らしきキャリアであり、彼女自身もそれを自負しています。しかし、ニックのシンガポールの実家に行き、その家族や友人に会うことで、次第にそのアイデンティティが揺るがされることになるのです。

 出演者は世界的に活躍しているアジア系キャストです。『クレイジー・リッチ!』は個性豊かな人物たちが揃い、それぞれのあり方で輝き自分の人生を手にしようとする姿が本当に魅力的なのですが、個人的に特に注目したいキャストは以下の女性4人です。

 主人公レイチェルを演じるのは、台湾系アメリカ人のコンスタンス・ウー。ABC放送、台湾系アメリカ人一家がメインキャラクターのドラマ『Fresh Off the Boat』で注目を浴びました。彼女は、ハリウッドにおけるアジア系の立ち位置について、これまで疑問を呈してきた存在でもあるのです。『クレイジー・リッチ!』の大ヒットは、アメリカ映画業界におけるアジア系差別を払拭することになるのではないでしょうか。

 ニックの友人の婚約者演じる日系イギリス人のソノヤ・ミズノは、『エクス・マキナ』で研究施設で働くハウスメイド、キョウコを演じて話題になりました。『ラ・ラ・ランド』でもエマ・ストーンの同居人として出演(ちなみにNetflixオリジナルシリーズ『マニアック』でも再共演)。キョウコは様々な意味で特異な役でしたが、『クレイジー・リッチ!』では、等身大の女性らしく(とはいえ彼女もかなりの“クレイジー・リッチ”……)結婚を目前にはしゃいでいる姿を見ることができます。

      

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