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山本舞香の涙が重要な意味に 『チアダン』土屋太鳳らに待ち受ける“離れ離れの未来”

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 そして汐里は、例によって退部しないように説得するRocketsのメンバーたちに語り始める。絡まれていた女子高生が元いた学校の後輩であったこと、男たちを振り払おうとして軽い怪我をさせたことなど、物語の前半で生じた違和感を解決させるものではなく、かえって空回りが生じる。しかも、被害届が出された“警察沙汰”の案件でありながら、汐里の親が関与せずに桜沢教頭(木下ほうか)が立ち会う不思議な展開。

 そんな急展開に引っ張られたためにうっかり見落とてしまいかけていたのが、進路希望調査の面談で父親と喧嘩した渚(朝比奈彩)が家出してわかばの家に転がり込んでくるというサイドエピソードも重ねられていた。こちらも何だか釈然としないまとまり方をしてしまっていたのだが、総じて今回のエピソードのテーマとなるのは「身近な人に自分の気持ちを伝える」ということに他ならないわけだ。

 わかばや汐里、渚によって描かれるそれぞれの父親との関係。そしてRocketsのメンバー同士の関係。まさに部室の壁に描かれ、終盤で流れた「You’ll Necver Walk Alone」(リヴァプールFCよりも、ヘンリー・キングの『回転木馬』のイメージの方が強いのだが)という言葉と共にあるものだ。その点では、中学時代の出来事で人間不信に陥りながら、汐里のおかげで心を開くようになった茉希(山本舞香)が涙を流すシーンは、とても重要な意味を持つといえよう。

■久保田和馬
映画ライター。1989年生まれ。現在、監督業準備中。好きな映画監督は、アラン・レネ、アンドレ・カイヤット、ジャン=ガブリエル・アルビコッコ、ルイス・ブニュエル、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■放送情報
『チア☆ダン』
TBS系にて、毎週金曜22:00〜放送
出演:土屋太鳳、石井杏奈、佐久間由衣、山本舞香、朝比奈彩、大友花恋、箭内夢菜、志田彩良、オダギリジョー、佐生雪、溝口恵、福地桃子、堀田真由、伊原六花、足立佳奈、石崎なつみ、坂ノ上茜、守屋ことり、八木莉可子、阿川佐和子、木下ほうか、高橋和也、紺野まひる、松本若菜、本多力、森矢カンナ、木原勝利、広瀬すず、新木優子
原作:映画『チア☆ダン』製作委員会
脚本:後藤法子、徳尾浩司
プロデューサー:韓哲
協力プロデューサー:高山暢比古
演出:福田亮介、金子文紀
製作著作:TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/cheerdan_tbs/

      

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