二宮和也、『検察側の罪人』で感情を爆発 『ブラックペアン』に重なる迫力の演技に注目
8月24日、木村拓哉と嵐・二宮和也の共演で話題になっている映画『検察側の罪人』が公開になった。木村はエリートベテラン検事・最上毅を、二宮は入庁5年目の若手検事・沖野啓一郎を演じる。2人の演技合戦を中心に、松重豊や大倉孝二、酒向芳など実力派俳優たちが渾身の演技を見せる同作品、息を呑むような物語の展開や、俳優たちの演技力など様々な見どころがある。さらに、この映画の「正義とは何か」というというテーマにおいても、みる人によって様々な感想を抱きそうだ。そんな見どころたっぷりの『検察側の罪人』だが、本稿では二宮の演技について注目してみたい。
二宮といえば、ジャニーズきっての実力派俳優。テレビドラマ『南くんの恋人』(テレビ朝日系)、『流星の絆』(TBS系)、『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系)、映画『硫黄島からの手紙』、『GANTZ』、『母と暮せば』、『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』など、言わずもがなこれまで数々の名作に出演してきた人物だ。その演技力は確かなもので、数々の賞を受賞しており、映画『母と暮せば』では第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞も受賞している。
そんな二宮が、2018年4月期のドラマ『ブラックペアン』(TBS系)で4年ぶりに連続
テレビドラマの主演を務めたことは記憶に新しい。これまで好青年や優しい青年の役が比
較的多かった二宮だが、『ブラックペアン』で演じたのはダークヒーロー。相手をどこか
馬鹿にするような飄々とした態度、声を荒げたり、冷たく「死ねよ」と言い放つ表情、ド
Sな発言をする二宮が新鮮で、大きな話題になっていた。
その二宮の演技力にも評価が集まり、連日彼の演技はネットで取り上げられていたほど。SNSなどでも視聴者から賞賛の声が上がり、最終回終了後は「二宮ロス」になる人々も少なくなかったようだ。もともと高い演技力を持っており、今まで青年役を多く務めてきた二宮だが、この『ブラックペアン』の演技がうまく重なったのが『検察側の罪人』だ。