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山田孝之と野田洋次郎の不思議なつながり 『dele』が投げかけた“2度目の死”

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 『dele』(テレビ朝日系)第4話が8月17日に放送された。デジタルデバイスに遺された故人の情報「デジタル遺品」を題材に、さまざまな人間ドラマを描き出す今作。主人公・坂上圭司(山田孝之)と真柴祐太郎(菅田将暉)は、クライアントの依頼を受け、そんなデジタル遺品を“内密に”抹消する仕事を請け負っている。

 第4話では、PDFファイルの死後削除を依頼していた人物から「dele.LIFE」に遺書のようなメールが届く。「人は2度死ぬと言う」、そう書かれたメールの差出人は日暮裕司(野田洋次郎)という男だった。メールには「あれまで消えてしまうことが正しいのか」と書かれている。「あれ」を削除依頼ファイルだと推測した圭司は、自ら進んで削除ファイルを開いた。第4話の見どころは、依頼者に対して憧れを抱いていた圭司が、感情をあらわに行動することだ。

 削除ファイルを自ら開いたときも、死亡確認に自ら赴くときも「今回は特別だ」と圭司は言う。日暮は、25年前に話題を呼んだ天才超能力少年だったのだ。圭司はかつて彼に心酔していた。第4話冒頭、圭司は真剣に「スプーン曲げ」に取り組んでいる。姉の舞(麻生久美子)や祐太郎に茶化された時には即座にいつもの無愛想な圭司に戻った。しかし依頼者が「かつて自分が憧れていた相手」だと分かったとき、超能力少年に憧れる少年時代の圭司があらわになる。「今回は特別だ」と自ら進んで日暮に近づこうとする圭司からは、子供が憧れの人に抱く純粋な尊敬の念が感じられる。山田は決して圭司の愛想のなさを崩すことはないのだが、第1話から第3話の圭司では見られなかった“自ら進んで”行動する姿から、圭司の無邪気な一面を表現する。


 子供のような素直な感情をあらわにする圭司。日暮が遺していたのは、霊視して描いたと思われるいくつもの絵。数年前、ある少女の母親の失踪をつきとめられなかったことから、世間からバッシングを受け、メディアからも姿を消していた日暮。日暮の人生を辿るために、テレビに出演したかつての少女を訪れたことで、事態は進む。日暮の遺した絵こそ、彼女の母親の本当の居場所なのではないか。圭司と祐太郎は絵を頼りに母親を探す。霊視を信じていないと話す祐太郎も、徐々に日暮の力を感じるようになる。

      

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