NEWS 増田貴久、普段とは異なる“冷たい視線” 『ゼロ 一獲千金ゲーム』加藤シゲアキと対決へ

増田貴久、加藤シゲアキと演技対決へ

 勝つことより、他者を守ることを選ぶ義賊・宇海零(加藤シゲアキ)が、命を賭けた一獲千金ゲームに挑むドラマ『ゼロ 一獲千金ゲーム』(日本テレビ系)。原作は有名作『カイジ』『アカギ』を生み出した福本伸行の『賭博覇王伝 零』である。7月22日放送の第2話では、原作でもお馴染みのオリジナルギャンブルゲーム「クォータージャンプ」が登場。このゲームで重要な役割を担うのが、増田貴久演じる山口カズヤである。

 人生の一発逆転を狙う若者が集うゲーム会場、ドリームキングダム。20以上ものゲームが用意されたこの場所で、零たちは命を賭けたギャンブルゲームに参加することになる。一獲千金を目指す参加者たちはそれぞれ策略を巡らし、一部の人間は弱い者たちに圧をかけることでのし上がっていた。零たちもセイギ(間宮祥太朗)などから暴力を振るわれそうになるが、そこで零たちを守ったのがカズヤだ。

 増田演じるカズヤは、零とは異なる雰囲気の正義感を漂わせる。人を守るために、自ら鉄パイプを振りかざし、「僕だってこんなことはしたくないけど」と言いながらも、セイギたちの暴力を抑え込む。零に殴りかかろうとした男に鉄パイプを向け、真正面からハッキリと「こんなことはしちゃいけない」となだめる彼の姿に、周りの参加者も「正義」を感じたかもしれない。しかし視聴者はこの時点で、どこか違和感を覚えているのではないだろうか。弱き者を助ける零は、弱き者を虐げていた人々と同じ方法、すなわち暴力で彼らを助け出そうとはしない。一方山口は、人を守るために鉄パイプを握った。零たちを虐げていた人物たちと同じ空気が漂ってしまう。

 その後、零は、第1話のゲームも楽々クリアした標(佐藤龍我)とともに「クォータージャンプ」に参加させられる。目隠しした状態で50メートル上空の台に立ち、4方向のうち正解の1方向を推理して飛ぶ「クォータージャンプ」。4方向の先にはそれぞれ声役と呼ばれる者たちが立ち、零に飛ぶよう誘導する。

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