『花のち晴れ』は“平野紫耀劇場”の始まりだ 役者とアイドルのギャップに生まれる魅力

 たとえば、『ビビット』(TBS系、2018年4月24日放送回)内の「花晴れクイズ」で蜘蛛に腰を抜かす勢いで驚いたり、『モニタリング』(TBS系、2018年4月26日放送回)で仕掛け人である“奇妙な力を持つ少年”の能力”を信じて大興奮したり、『ペコジャニ∞!』(TBS系、2018年6月11日放送回)で村上信五から「(肉は)どれくらい食べるの?」と聞かれて「3枚ぐらいですかね」と答えて「何が3枚なん!?」と総ツッコみを受けたり……。ほんわかと柔らかい雰囲気に包まれながら、無条件で笑わせてくれるために癒やし効果がハンパなく、「疲労回復系アイドル」と命名したいほど。そんな風に、天然だけど決めるときは決める平野と、純粋でアツい神楽木晴の相性は抜群で、互いの魅力がより加速して多くの人に届くこととなったのだ。

 『花晴れ』で幅広い層の新規ファンを獲得した平野は、ドラマの最終回翌日に放送された『テレ東音楽祭2018』で、髪をばっさり切ってイメージチェンジ。さらに『CDTV'18 上半期SP』や『うたコン』では、より明るくなったアッシュヘアを披露。それぞれ出演シーンはそれほど長くなかったが、そのインパクトはすさまじく、カメラに向かってほほえみかける姿は王子様そのもの。印象的な歌声はセクシーさを纏って私たちの心に切なく響き、これぞアイドルという眩しすぎる姿を存分に見せつけた。

 ルックスの良さはさることながら、ハスキーボイスに、美しすぎる筋肉、さらには憎めない天然キャラと、何かひとつでもあれば十分戦えそうな武器をいくつも所有する平野。8月からはKing & Princeとしてアリーナツアーも決定し、11月には主演映画『ういらぶ。』が公開されるなど、まだまだ“平野紫耀劇場”の幕は開いたばかり。本日7月7日放送の『THE MUSIC DAY 伝えたい歌』(日本テレビ系)では、一体どんなパフォーマンスで私たちのハートを奪ってくれるのか。様々な角度から違った魅力を放つ平野紫耀。この沼は、相当深い。

■nakamura omame
ライター。制作会社、WEBサイト編集部、専業主婦を経てフリーライターに。5歳・7歳の息子を持つ2児の母。ママ向け&エンタメサイトを中心に執筆中。Twitter

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