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『シグナル』物語は終焉へ 無線機で繋がった坂口健太郎と北村一輝の秘密も明らかに

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 無線機を通じて繋がった大山剛志(北村一輝)と三枝健人(坂口健太郎)の関係には、過去に接点があった。2人の秘密が明らかにされた『シグナル 長期未解決事件捜査班』(関西テレビ・フジテレビ系)第9話。大山は、武蔵野市集団暴行事件の捜査の中で、幼い頃の健人の存在に気づき、人知れず面倒を見ていたのだ。大山の死によって現代の健人も、面倒を見てもらっていたことを知る。さらに大山の死体が発見されたことにより、武蔵野市集団暴行事件がただの暴行事件ではないことが発覚。健人と桜井美咲(吉瀬美智子)は捜査を進める中で、健人の兄である加藤亮太(神尾楓珠)は自殺ではなく、他殺であった証拠を見つけ、物語は終焉へ向かう。

 第9話で大詰めとなり、大山と健人が無線機で通信してきたことの意味が明確になった。健人は未来に向かってしか時間軸が進まないために、過去を変えていくことが可能である。一方の大山は、健人と通信した時間軸より先の未来は、健人の行動次第で変化してしまうため、大山の行動はドラマに描かれていることしか物語に干渉しない。つまりこの作品は”映像化しない部分”を作ることで矛盾や疑問を回避している。

 最終的に、大山は健人を守ることで殺されそうになり、健人によって生き延びられそうになるというストーリーになっている。これによって第9話で初めてこの無線でのやり取りに壮大な意味があったことが明かされたのだ。第9話を境に、大山、健人、そして桜井は、改めて強い絆で結ばれた関係であることがそれぞれ自覚できる状態となる。


 この壮大な仕掛けを第9話まで引きずることで、今まで描かれてきた健人の孤独が、実は「ひとりじゃない」という大どんでん返しへと繋がるのだ。この「ひとりじゃない」というメッセージは、実は第1話から大々的に伝えられている。オープニングムービーに使用されるBTS(防弾少年団)の主題歌で「君はひとりじゃない」という歌詞の部分が象徴的に使われることで、密かにメッセージが投げかけられていた。

      

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