永野芽郁&佐藤健に訪れた恋の予感 『半分、青い。』冒険的手法で新しい朝ドラに
律が伊藤に、鈴愛が小林に思いを馳せる一方で、菜生は「これがいい起爆剤になるかも」と、律と鈴愛の関係性をブッチャーに相談する。菜生の言う通りに、第3週では律と鈴愛の繊細な心の機微が表情や所作に現れていた。律から左耳の形を褒められたときの恥ずかしそうな鈴愛、運命の相手が鈴愛にも現れたことを知りブッチャーが大声で叫ぶときの律の振り向きざまの表情、律にプレゼントをしようと伊藤清の似顔絵を描く鈴愛の心にチクッと刺さる痛み、鈴愛のデートの成功を信じながらもなんとなく気分が晴れないまま、窓を開け、いるはずもない鈴愛の姿を探す律。つかず離れずの距離で互いを見守ってきた律と鈴愛の関係に、少しずつ変化が起きていることは確かだ。
第4週「夢見たい!」の予告にも、続々と新たな出演者が登場しているが、ドラマは間もなく「東京・胸騒ぎ編」へと突入する。高校3年生の梟会の4人が見られるのも、あと数えるほどということだ。進学、就職、恋愛……めまぐるしい高校3年生の夏を、鈴愛たちはどのように過ごしていくのか。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter
■放送情報
NHK連続テレビ小説『半分、青い。』
平成30年4月2日(月)~9月29日(土)<全156回(予定)>
作:北川悦吏子
出演:永野芽郁、松雪泰子、滝藤賢一/佐藤健、原田知世、谷原章介/余貴美子、風吹ジュン、中村雅俊/豊川悦司、井川遥、清野菜名、志尊淳、中村倫也、古畑星夏
制作統括:勝田夏子
プロデューサー:松園武大
演出:田中健二、土井祥平、橋爪紳一朗ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/