『アンナチュラル』石原さとみの弟役・小笠原海に注目 超特急で培った洞察力が武器に?

石原さとみの弟役・小笠原海に注目!

 二転三転するストーリー展開に、さすがは野木亜紀子脚本との呼び声も高い『アンナチュラル』(TBS系)。キャラクターそれぞれの魅力が光る本作の中で、第1話放送後からSNS上で「イケメン」「気になる」といった声が上がっているのが、三澄ミコト(石原さとみ)の弟役を演じる小笠原海だ。

 メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急のカイ(ダンサー)としても活動する小笠原は、2012年6月に『TRAIN』でCDデビュー。2017年4月にリリースした『超ネバギバDANCE』では自身初となるオリコン週間チャート&ビルボードTop100で1位を獲得。さらに2017年~2018年の年末年始には全国アリーナ5daysツアーも成功させるなど、着実に進化を続ける実力派グループの一員だ。

 近年は俳優として個々の活動も目立つ超特急だが、なかでも小笠原は、2017年に公開された映画『ハローグッバイ』に主人公の元彼・尊役で出演。続く『東京喰種 トーキョーグール』では、窪田正孝演じるカネキの親友・ヒデ役を演じ、“内向的なカネキと明るく友好的なヒデ”という対照的な2人の間にある、言いようのない男の友情を見事に表現した。

 そして今回、窪田との再共演となる『アンナチュラル』で扮するのは、三澄秋彦。まじめで責任感が強い秋彦は、大学時代にアルバイトをしていた予備校に就職。講師として学生指導にあたっている好青年だ。幼い頃から両親が忙しく、姉のミコトと過ごすことが多かったため“お姉ちゃんっ子”として育ったという。

 第1話では、スピーディーに進む物語の中で、唯一ゆったりとした時間が流れる実家シーンで初登場。お風呂上がりに無造作に髪を拭く爽やかさ、そして冷蔵庫を開ける際に若干手こずっている姿なども愛らしく、「こんな弟いたらいいな」と願う女性が多発したことは間違いない。第3話では手料理を作り、帰宅後も仕事に勤しむ母と姉をおもてなし。両親が忙しかったゆえに幼い頃から当たり前のように料理を作ってきたのだろう、その姿は自然体そのもの。そして、その秋彦の料理を受け入れる母、姉もまたナチュラルだ。

 だからこそ、第1話で婚約者を紹介したいというミコトに対して、強い口調で「そいつ姉ちゃんのこと、知ってるの? 本当に知ってるの?」と問いただした意味はどこにあるのか。ミコトは一家心中の末に生き残り、三澄家に引き取られたという過去がある。生粋の“お姉ちゃんっ子”というだけなのか、それとも……秋彦の本心が気になるところだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アクター分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる