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西野七瀬、『電影少女』キャスティングはアリ? 原作者・桂正和の作家性から考察

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 だが、この漫画を実写化するとなった場合、いくら西野が美少女とはいえ、彼らのやり取りをそのままに再現すれば不自然さが際立つはずだ。原作にある、アイと翔の関係性は微笑ましいものの、あくまでファンタジーである。そこで制作陣は、原作を忠実に再現するというより、桂正和の漫画のドラマ性を重視し、キャラクター造形については西野のパーソナリティを活かしつつ、原作のアイのエッセンスを取り入れるという折衷案を採用したのではないだろうか。結果として、西野推しからは反発され、原作ファンからは「エロが足りない」という声も上がっているが、本作でもっとも注目すべきなのは、アイが翔との交流を深める中で生まれるドラマそのものであり、西野がその繊細な演技でどのように物語に息を吹き込むかであろう。

 われわれ視聴者は、映画やドラマを観たときに、台詞での感情説明より、微細な表情の変化などの絵的な説明にこそ心揺さぶられることが少なくない。そうした点も踏まえると、控えめで儚げな雰囲気をまとい、顔のパーツの変化で情感を表せる西野七瀬が『電影少女』の新たな物語を紡ぐキャストとして、ベストと言えるのではないだろうか。

(文=梅澤亮介)

■放送情報
土曜ドラマ24『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』
テレビ東京系列(TX、TVO、TVA、TSC、TVh、TVQ)にて、土曜深夜0:20〜放送
原作:桂正和『電影少女』<集英社文庫(コミック版)>
出演:西野七瀬(乃木坂46)、野村周平、飯豊まりえ、清水尋也、大友花恋、戸次重幸、村上淳
脚本:喜安浩平
監督:関和亮
チーフプロデューサー:浅野太(テレビ東京)
プロデューサー:五箇公貴(テレビ東京)、倉地雄大(テレビ東京)、巣立恭平
制作:テレビ東京、ROBOT
製作著作:『電影少女2018』製作委員会
(c)『電影少女 2018』製作委員会 (c)桂正和/集英社
公式サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/videogirl2018/
公式Twitter:@videogirl2018

      
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