木村拓哉×二宮和也『検察側の罪人』追加キャスト発表 吉高由里子「たくさん吸収できたら」

 木村拓哉と二宮和也が初共演する映画『検察側の罪人』の追加キャストとして、吉高由里子、八嶋智人、山崎努ら11名の出演が発表された。

(上段左から)吉高由里子、松重豊、山崎努、(中段左から)平岳大、八嶋智人、大倉孝二、矢島健一、(下段左から)音尾琢真、キムラ緑子、芦名星、山崎紘菜

 本作は、『犯人に告ぐ』『クローズド・ノート』の雫井脩介による同名小説を原作にしたサスペンス。東京地検を舞台に、エリート検事・最上と、最上を師と仰ぐも、ある事件での彼の捜査に疑問を持った若き検事・沖野が対立してい模様を描く。『関ヶ原』『日本のいちばん長い日』の原田眞人が監督を務める。

 このたび発表されたのは、エリート検事・最上役の木村、若き検事・沖野役の二宮に続く追加キャスト11人。ヒロインである検察事務官・橘沙穂役を吉高由里子、闇社会のブローカー・諏訪部役を松重豊、最上の重要な決断に影響を及ぼす同級生の国会議員・丹野役を平岳大、沖野とともに検察との闘いに挑んでいく弁護士・小田島役を八嶋智人、人権派大物弁護士・白川雄馬役を山崎努がそれぞれ演じる。そのほか、大倉孝二、矢島健一、音尾琢真(TEAM NACS)、キムラ緑子、芦名星、山崎紘菜がキャストに名を連ねた。

 出演者、スタッフからはコメントが公開されている。

 コメント一覧

吉高由里子(橘沙穂役)

原田監督とご一緒させていただくのは今回が初めてです。脚本や監督、役者としてもたくさんの才能を持っている方なので、近くで過ごせる期間を大切にしてたくさん吸収できたらなと思います。私の今回演じる役柄は幼い頃のある出来事がきっかけで検察事務官になるというすごく信念のある強い女性像です。初めて挑戦する役どころを楽しみながら演じていきたいと思います。木村さん二宮さんそして共演者の方々、スタッフの皆さんと一緒にチームワーク良く撮影に挑めたらなと思います。

松重豊(諏訪部利成役)

私が演じるのは悪い老人の役です。監督が白髪でやりたいということで、髪を染めずにいました。 思ったより白くて、一気に老け込みました。不良にでもならないとやってられない気分です。思えば高校時代、福岡中洲の映画館に、新進気鋭の映画監督の作品『さらば映画の友よ、インディアンサマー』を観に行きました。まさか40年近く経って、その監督の作品に、出ることになるとは驚きです。木村君も二宮君も以前ガップリ組ませて頂いたことがあります。今回はどちらも全く違った関係性なので、どんなことになるやら、乙女のようにワクワクしています。

平岳大(丹野和樹役)

丹野は純粋で正義感の強い男。現実と理想の間で葛藤する人物像を表現できたら、と考えています。『関ヶ原』に続き、原田監督に声をかけていただけて本当に光栄です。呼んでいただいたからには前作とは異なる自分を見ていただけるよう頑張りたいと思っています。 木村さん、二宮さんとの共演は本当に楽しみです。僕が演じる丹野という男は木村さんの演じる最上の学友です。二人の男が、それぞれ異なる生き方を選択した原点が、その学生時代にあったと感じとれるような関係性を作れたら、と思っています。

八嶋智人(小田島誠司役)

国選弁護士として夫婦で頑張る小田島は、この一件に関わり人生が一変するのでしょう。 人生のターニングポイントを生きたいと思っています。原田監督は深く落とし込んだ台本なのに芝居の自由度は高い。そこがむしろ怖いのですが。アイディアを出し合いながら創る現場は幸せです。木村さん、二宮さん、タイプは違えど、ちゃんとど真ん中で、あらゆる共演者を受け入れて物語を進めていける、懐の深い俳優です。頼って甘えてゆきますので、宜しくお願い致します。

大倉孝二(弓岡嗣郎役)

みっともなく見えるように、やれればと思います。 原田組に声を掛けて頂けるとは、想像もしていませんでした。あまり気が大きい方ではありませんが、萎縮せずに出来ればと。木村さんとは、以前に二度共演させてもらっています。ご迷惑をおかけしないよう、気を引き締めなければと思っています。

山崎努(白川雄馬役)

面白い役を頂戴しました。原田監督という傑出した才能のもとに木村くん、二宮くんとご一緒できるのが本当に楽しみです。

佐藤善宏プロデューサー

監督の目指すフィルムノワールの世界に相応しい役者陣が参加していただけました。物語の登場人物たちが曲者ぞろいの中で、最高に適材適所なキャスティングができたこと、映画の神様に感謝しています。

■公開情報
『検察側の罪人』
2018年全国東宝系公開予定
監督・脚本:原田眞人
出演: 木村拓哉、二宮和也、吉高由里子、平岳大、八嶋智人、大倉孝二、矢島健一、音尾琢真、キムラ緑子、芦名星、山崎紘菜、松重豊、山崎努
原作:「検察側の罪人」雫井脩介(文春文庫刊)
製作・配給:東宝

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