長瀬智也、錦戸亮、森田剛……夏ドラマの注目は実力派ジャニーズ俳優たち
森田剛『ハロー張りネズミ』
弘兼憲史の同名漫画を原作とした探偵ドラマ『ハロー張りネズミ』で、瑛太演じる主人公・七瀬五郎の相棒・小暮久作を演じるのは、近年バイプレイヤーとしても評価を高めている森田剛。2015年の出演作『リスクの神様』(フジテレビ)では、 危機対策室渉外担当の結城実役として、堤真一らベテラン俳優たちに負けず劣らずの硬派な演技を見せた。その寡黙な佇まいと演技の説得力には圧倒されたものだ。さらに、翌年に主演を務めた『ヒメアノ〜ル』では、猟奇殺人鬼の森田正一役を怪演。R15指定の作品にも関わらずヒットした同作は、映画界からも高く評価され、森田剛の実力を改めて世に知らしめた。
さらに本作は、『モテキ』や『バクマン。』、『SCOOP!』などの映画作品で知られる大根仁監督が手がけるとあって、その演出にも注目が集まる。暗い過去を背負っているものの、普段はバカでスケベな小暮久作というキャラクターを、どう方向付けるのか。森田剛の新たな一面を引き出してくれることを期待したい。
(文=松下博夫)