中村蒼、『バースデーカード』で橋本愛の初恋相手役に 「最後には希望が持てる映画」
橋本愛が主演を務める映画『バースデーカード』に、中村蒼が出演することが決定した。
本作は、亡き母から誕生日に毎年届く“バースデーカード”を通して、娘の紀子が成長していく模様を描いた人間ドラマ。主人公の紀子を橋本愛が演じるほか、紀子が10歳の時に病死した母・芳恵役の宮崎あおい、家族を温かく見守る紀子の父・宗一郎役のユースケ・サンタマリア、一家のムードメイカー的存在の弟・正男役の須賀健太らが出演する。メガホンを取ったのは、『江ノ島プリズム』『びったれ!!』の吉田康弘監督。
このたび出演が発表された中村蒼が演じるのは、橋本演じる紀子の初恋の相手・立石純。紀子にとって同じ中学校に通っていた立石は、ずっと憧れの存在だった。19歳のときに立石に再会を果たした紀子は、ラーメン屋で修業をしながら将来を見据えて自立する立石に再び惹かれ始め、いつしかかけがえのない存在になっていく。
中村は役作りのために、撮影前に都内のラーメン屋に何度も通い、実際に店員の所作や麺の湯切りを修業。素人ができる技ではないという平ザルを使った湯切りを、約1ヶ月かけて自宅の風呂場で猛練習したという。撮影地となった長野県岡谷市のラーメン屋「親ゆづりの味 一番」の店長は、中村の一連の所作を見て、「教えることは何もない。筋がとてもいい!」と太鼓判を押した。
さらに、1年以上離れていたバイクの運転にも挑戦。時代設定に合わせた旧式のバイクを乗りこなすため、撮影前に約1週間の猛練習に励み、橋本を後ろに乗せて颯爽と諏訪湖畔を疾走するシーンの撮影に挑んだ。
中村、橋本、吉田監督からはコメントが寄せられている。
中村蒼 コメント
今回立石役で出演する事になりました。原作ものが映像化される中、今作はオリジナルの作品で撮影現場では監督のこの作品にかける想いが伝わる様な熱い演技指導を受けとても素敵な時間を過ごさせてもらいました。
主演の橋本さんは当時は10代だったにもかかわらずどっしりされていて、でも現場を離れると10代らしい表情に戻って強い部分と少し子供っぼい部分を持っている姿は本当に紀子そのものでした。
母親の愛
家族の愛の偉大さ
最後には希望が持てる映画になっています。
橋本愛 コメント
紀子と立石くんの関係をどう作れば二人が結婚まで行き着いてその先歩んでいけるのか、悩んでいた部分があったのですが現場でお芝居をしてすぐ、中村さんの母性をくすぐる笑顔と仕草にその答えを見ることができました。優しくて純粋で一生懸命で時に頼りになる、素敵な恋人でした。紀子の結婚相手が中村さんで良かった、と安心しました。
吉田康弘監督 コメント
不器用でシャイだけど、純粋で熱い男を演じてもらいました。中村君の優しいけど意志の強そうな眼差しと、時折り見せる親しみやすい笑顔が役にぴったりでした。役作りのために、扱いにくいバイクの走行練習をしてもらったり、ラーメン屋の店員所作や、麺の湯切りを習得してもらいました。演技も自然体で、細やかな表情が素晴らしく、役の魅力を存分に表現してくれたと思っております。何よりも笑顔が素敵です。癒されます。安心できます。
■公開情報
『バースデーカード』
10月 全国ロードショー
出演:橋本愛、ユースケ・サンタマリア、須賀健太、中村蒼、宮埼あおい
監督・脚本:吉田康弘
配給:東映
(c)2016「バースデーカード」製作委員会
公式サイト:birthdaycard-movie.jp