新井浩文らが『さようなら』初日舞台挨拶 アンドロイド女優との共演を振り返る

映画『さようなら』、舞台挨拶

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 主人公・ターニャの恋人であったがターニャのもとから去ってしまうという男・敏志という役どころについて、深田監督は「敏志はできるだけ悪い男にしようと思った。新井さんは本心を全く感じさせないんです。そこがリアルなので、スクリーンの中で出してほしかった。出来た作品に対しすごく満足しています」と述べた。

 最後に、監督は「本作で一番描きたかったことは“メメント・モリ(死を想う)”。人はいずれ死ぬがその時がくるまで経験することはできません。経験できない死をバーチャルとして体験できるものが、“死”を描いた芸術作品であると思います」と語り、続いて新井は「映画はお客様に観てもらって初めて完成するもの。口コミで話題にして欲しいです」とコメント。そして、ブライアリーは「とても実験的な映画です。スタッフ・キャストで心を込めて作った特別な作品になりました」とそれぞれの作品に対する思いを伝えた。

■公開情報
『さようなら』大ヒット公開中
脚本・監督:深田晃司
原作:平田オリザ
アンドロイドアドバイザー:石黒浩
出演:ブライアリー・ロング、新井浩文、ジェミノイドF、村田牧子、村上虹郎、木引優子
配給・宣伝:ファントム・フィルム
(c)2015「さようなら」製作委員会
公式サイト:http://sayonara-movie.com/

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