東京国際映画祭レッドカーペットに本田翼が着物姿で登場 タキシード姿の佐藤浩市がエスコート
第28回東京国際映画祭が昨日10月22日(木)に開幕し、クロージング作品に選ばれている『起終点駅 ターミナル』の佐藤浩市と本田翼が六本木ヒルズアリーナで行われたレッドカーペットイベントに登場した。
今回で東京国際映画祭への参加が6回目となる佐藤は、黒のタキシード姿で登場。一方、東京国際映画祭レッドカーペットが初となる本田は、グリーンの帯に日本の国花でもある菊が大きく散りばめられた、日本ならではの美しさを漂わせた華やかな着物姿で登場し、大人の魅力を披露。緊張した面持ちで佐藤にエスコートされながら、レッドカーペットを歩いた。ファンから「本田さん!」と声を掛けられた本田は、満面の笑顔でファンサービスを行う。佐藤も、黄色い歓声に照れ臭そうに笑いながらも、ファンの呼び掛けに笑顔で応えた。
佐藤はレッドカーペットを振り返り、「久しぶりに華やかなところに来ました。華やかさは映画にとって必要なことだし、こうゆう形でどんどん盛り上がっていくことでホッとしますね」と感想を語った。一方の本田も「とても大盛り上がりで緊張していたんですが、ほぐれました」と笑顔でコメント。自身の着物姿について尋ねられ、「身の引き締まる思いです」と答えた本田に対し、佐藤が棒読みで「素敵ですよ」とコメントする場面も。「もっと気持ち込めてくださいよ!(笑)」とすかさず本田からツッコミが入ると、佐藤は「あー素敵だ素敵だ」と答え、本田が「ひどい~」と返すなど、言葉とは裏腹に笑顔でやり取りする2人の仲睦まじい様子が垣間見れた。
最後に、佐藤は「この映画自体は老若男女に関わらず、再生の物語です。自分の経験を通して、いろんなことが見えてきます。ぜひ劇場でご覧いただきたいです」と作品をアピール。本田も「私自身、こういう役は初めてでした。今回、敦子役を演じて、敦子自身が避けていた、逃げていたことに向き合う、勇気をもらう作品です」とコメントし、祭典の雰囲気を満喫した様子で会場を後にした。
『起終点駅 ターミナル』は、『ホテルローヤル』(2013年)で第149回直木賞を受賞したベストセラー作家・桜木紫乃の原作を、『深呼吸の必要』などで知られる篠原哲雄監督が映画化した作品。東京国際映画祭では、クロージング作品として10月31日(土)に上映される。一般劇場公開は、11月7日(土)より。
『起終点駅 ターミナル』
11月7日(土)全国ロードショー
出演:佐藤浩市、本田翼、中村獅童、和田正人、音尾琢真、泉谷しげる、尾野真千子
原作:桜木紫乃「起終点駅 ターミナル」(小学館刊)
脚本:長谷川康夫
監督:篠原哲雄
主題歌/「ターミナル」My Little Lover(TOYSFACTORY)
配給:東映
(c)2015桜木紫乃・小学館/「起終点駅 ターミナル」製作委員会
(C)2015 TIFF