映画『THE FIRST SLAM DUNK』中国語圏からも反響続々 「ずっと泣いていました」「美しい思い出に」

 映画『THE FIRST SLAM DUNK』が1月12日、大ヒット中の韓国に続き、香港・マカオで公開。原作漫画『SLAM DUNK』の作者で、映画でも監督を務めた井上雄彦氏は中国語で告知のツイートをしており、本日は井上氏の誕生日でもあることから、中国語圏のファンからお祝いのコメントが寄せられている。

 井上氏のツイートは“各位香港和澳門的朋友,你們好嗎? 今日《The First Slam Dunk》正常上映。我想感谢你们所有人為了這部電影所付出的努力。無論你是熟悉《Slam Dunk》,還是從未接觸過的,我都希望你們喜歡這個 「首次見到的Slam Dunk」”(香港とマカオの友人たち、お元気ですか? 本日『The First Slam Dunk』が予定通り公開されます。この映画のために尽力してくれた皆さんに感謝します。 『SLAM DUNK』を知っている方も、まだ触れたことがない方も、この「初めてのSLAM DUNK」を楽しんでいただければ幸いです)というもの。映画のカチンコに宮城リョータが描かれた、オリジナルイラストが添えられている。

 中国語圏でも『SLAM DUNK』の人気は絶大だ。90年代後半、NBA人気の高まりとともにアニメ版が大ブレイクし、OPに登場した鎌倉高校前の踏切(江ノ電)は日本旅行の定番観光地に。『THE FIRST SLAM DUNK』への関心も高く、中国の大手ソーシャル・カルチャー・サイト「Douban」にはすでに日本で鑑賞したユーザーによるレビューが3200件以上集まっており、レーティングは9.3。1月12日現在、実に78.4%が5つ星、14.1%が4つ星評価をしている。

 冒頭に記したように、井上氏のTwitterに中国語の反響が寄せられている。「井上老師,生日快樂!已買戲票了,期待!」(井上先生、誕生日おめでとうございます! チケットは購入済みで、楽しみにしています!)、「井上老師,電影十分好看,大部分時間我也是熱淚盈眶」(映画は素晴らしくて、ずっと泣いていました)、「謝謝你為我們的青春帶來這美好的回憶!!」(私たちの青春にこの美しい思い出をもたらしてくれてありがとうございます!)など、好評と感謝を伝える声が多い。

 なお、13日には日本のカルチャーと親和性の高い台湾で、中国語吹き替え版と日本語版が同時に封切られる。本物の試合を見ているかのようなリアルな映像と、キャラクターの内面に迫る深みのあるドラマを備えた『THE FIRST SLAM DUNK』が世界を席巻していくのが楽しみだ。

関連記事