宮台真司、斎藤環、藤本由香里ら8人が『進撃の巨人』を徹底読解 評論集『進撃の巨人という神話』発売へ
稀代の傑作『進撃の巨人』は人類に何を問いかけるのか。2021年4月に約12年に及ぶ連載に終止符を打った漫画『進撃の巨人』を、8人の論者が独自の視点から読み解いた本格評論集『進撃の巨人という神話』が、3月4日に株式会社blueprintより刊行される。
『進撃の巨人という神話』の著者は、社会学者の宮台真司、精神科医の斎藤環、漫画研究家の藤本由香里、漫画編集者の島田一志、ドラマ評論家の成馬零一、社会学者の鈴木涼美、暗黒批評家の後藤護、ライターのしげるの8人。巻末には、批評家の渡邉大輔、映画ライターの杉本穂高、漫画ライターの倉田雅弘が最終回直前に『リアルサウンド ブック』で発表した鼎談も掲載している。
装丁は川名潤が手がけ、現代アーティストの山本直輝の作品をカバー画としている。『進撃の巨人』の読み方に新たな視座を与える本書は、同作のファンはもちろん、現在放送中のアニメ『「進撃の巨人」The Final Season Part 2』を視聴中の方にもおすすめの内容となっている。
特集:『進撃の巨人』は人類に何を問いかけるのか
https://realsound.jp/book/2022/03/post-977675.html
■書籍情報
『進撃の巨人という神話』
著者:宮台真司、斎藤環、藤本由香里、島田一志、成馬零一、鈴木涼美、後藤護、しげる
発売日:3月4日(金)
価格:2,750円(税込)
発行・発売:株式会社blueprint
予約はこちら:https://blueprintbookstore.com/items/6204e94abc44dc16373ee691
■目次
イントロダクション
宮台真司 │『進撃の巨人』は物語ではなく神話である
斎藤 環 │ 高度に発達した厨二病はドストエフスキーと区別が付かない
藤本由香里 │ ヒューマニズムの外へ
島田一志│笑う巨人はなぜ怖い
成馬零一 │ 巨人に対して抱くアンビバレントな感情の正体
鈴木涼美 │ 最もファンタスティックなのは何か
後藤 護 │ 水晶の官能、貝殻の記憶
しげる │立体機動装置というハッタリと近代兵器というリアル
特別付録 │ 渡邉大輔×杉本穂高×倉田雅弘 『進撃の巨人』座談会