BOYNEXTDOOR「僕たちが歌う理由」 初ワールドツアーで証明する、6人が信じる“音楽の力”

BOYNEXTDOOR 世界ツアーで証明する力

 BOYNEXTDOORにとって、ここが“HOME”なのかもしれない――。7月に韓国・KSPO DOMEより開幕したグループ初のワールドツアー『BOYNEXTDOOR TOUR 'KNOCK ON Vol.2'』。8月21日に神奈川・Kアリーナ横浜で行われた日本公演初日、全身全霊のパフォーマンスを通して約2万人のONEDOOR(ファンの呼称)とステージを作り上げていく6人を見ながら、そう思った。

BOYNEXTDOOR (P)&(C) KOZ Entertainment.

 6月に初のスタジオアルバム『HOME』をリリースしたBOYNEXTDOOR。ライブは同作を軸に構成されていた。オープニングを担ったのは、アルバム1曲目に収録された「06070」。タイトルの「06070」は、SUNGHO、RIWOO、JAEHYUN、TAESAN、LEEHAN、WOONHAKがデビュー前をともに過ごした練習室の郵便番号だという。不安を抱えながらデビューを夢見た日々から、ステージに立つ現在までの歩みが、楽曲には込められている。バンドの豊かな生演奏に乗せて、まるで6人の物語の始まりを表すようにライブは幕を開けたのだ。

 撮影OKだと告げて届けられたのは、「Count To Love」。センターステージに移動した6人は、ONEDOORとの距離が縮まった空間で軽快なダンスを披露していく。そこからメインステージへ戻ると、8月18日にリリースされたばかりの日本2ndデジタルシングル「Boom Boom Boom」へ。言葉数の多いリリックを軽やかに歌いこなし、疾走感たっぷりに駆け抜けていった。

BOYNEXTDOOR (P)&(C) KOZ Entertainment.

 中盤には、メンバーがONEDOORにスマートフォンのライトを掲げるよう促す場面もあった。客席に無数の光が浮かび上がると、「So let's go see the stars」へ。ライトスティックの青い光とスマートフォンのライトが重なり、まるで星が瞬く夜空のような景色がKアリーナ横浜いっぱいに広がる。その光景を見つめながら、力強いバンドサウンドに乗せて歌う6人。本当に美しい景色だった。

 『HOME』をはじめ、デビューからメンバー自身が積極的に楽曲制作に参加してきたBOYNEXTDOOR。「僕たちが歌う理由はいくつかある」と告げたLEEHANは、その理由にONEDOORと家族の名前を挙げた。SUNGHOも「曲に込めた想いは届くと信じています」と語り、そこから静かにピアノのイントロが流れ出す。「Forever You」だ。センターステージに並んだ6人は、繊細な歌声を重ねていく。やがてステージがゆっくりと上昇すると、家族への想いが詰まったこの曲を、一つひとつの言葉をしっかり紡ぐようにして歌っていく。彼らが曲に込めた想いは、しっかりと届いたはず。曲が終わると、長い長い拍手が会場を包んだ。

SUNGHO (P)&(C) KOZ Entertainment.
SUNGHO
RIWOO (P)&(C) KOZ Entertainment.
RIWOO

 その余韻を受けて届けられたのは「Call Me」。ライトスティックを眺めながら穏やかな笑みを浮かべたり、LEEHANとJAEHYUNが隣に座り込んで歌ったり、ステージ上の6人からは、メンバーやONEDOORと一緒に過ごすこの時間を楽しんでいることが伝わってくる。終盤には、会場いっぱいの大きなシンガロングが響きわたった。

 少し空気を変えた中盤から怒涛の後半ブロックを駆け抜け、本編ラストを飾ったのは「ADIOS!」だった。思い通りにいかない現実を断ち切って前に進む過程を描いた楽曲を、6人は楽しそうに歌い踊る。ラストでバンドサウンドが一瞬鳴り止み、SUNGHOが「横浜!」と叫んでから最後のフレーズを噛みしめるように歌い上げる。その瞬間、カラフルな紙吹雪が宙を舞い、ステージは大団円を迎えた。

JAEHYUN (P)&(C) KOZ Entertainment.
JAEHYUN
TAESAN (P)&(C) KOZ Entertainment.
TAESAN

 鳴り止まない歓声に応えてスタートしたアンコール。再びステージに姿を見せた6人に加え、この日のサプライズゲストとして登場したのが、アイナ・ジ・エンドだった。7人はセンターステージへ向かい、互いに顔を見合わせながら「VIRAL (AiNA THE END Remix)」で歌声を重ねていく。

BOYNEXTDOOR&アイナ・ジ・エンド (P)&(C) KOZ Entertainment.

 楽曲が終わると、SUNGHOが「びっくりしたでしょ?」と笑顔を見せる。JAEHYUNは少し緊張した様子を見せながら「今日初めてお会いしました」と明かし、「今日の公演が特別なものになりました」と感謝を伝えた。WOONHAKから「僕たちとONEDOORと、実際に会ってみてどうですか?」と尋ねられたアイナは、「最高ー!」と笑顔で叫ぶ。さらにONEDOORの顔を見渡しながら、「おこがましいですが、あなたたちの推し、めっちゃかっこいい!」とグッドポーズを掲げた。

アイナ・ジ・エンド
アイナ・ジ・エンド

 アンコールでは、6人それぞれがこの日のステージを振り返り、ONEDOORへ感謝の言葉を届けた。TAESANは「こうして約2万人を一目にすると本当に嬉しいです!」と笑顔。SUNGHOも、「これから先ももっと多くの人に見ていただけるように、努力していきたいと思います」と決意を語り、「これからもずっとずっと一緒にいてください!」と呼びかけた。日本語をたくさん勉強してきたというJAEHYUNは、「(日本語が)もっと上手になりたい」「皆さんと一緒に話したいです」と日本語で語り、会場からはあたたかな拍手が送られる。さらに、最近覚えた日本語として「ONEDOORの皆さんと一緒にいると“癒される”」と告げ、「ずっと一緒にいてね」「約束だよ!」と誓った。

 「皆さん、今日は何を食べますか?」と問いかけたLEEHANは、「僕はONEDOORの愛をいっぱい食べました!」と笑顔を見せ、「愛情をたくさんくださって、ありがとうございます」と感謝を伝える。この日は目の不調から終始サングラスをかけていたRIWOOは「そのぶん、本当に一生懸命歌い踊りました」と語り、一瞬だけサングラスを外してONEDOORへ笑いかけた。最後にWOONHAKは、「たくさんの思い出を作りたかった」と、この日のライブに込めた想いを言葉にする。続けて、「僕はいつもこの光景を思い出しています」と語り、ONEDOORにも今日の景色を思い出してほしいと伝えた。

LEEHAN (P)&(C) KOZ Entertainment.
LEEHAN
WOONHAK (P)&(C) KOZ Entertainment.
WOONHAK

 そして、「ONEDOORに捧げる曲」として「I Wonder」を披露。ステージ上の6人と、客席のONEDOORが互いに視線を交わしていく。大切な人への想いが詰まった柔らかな歌声が、会場を包んでいた。

 ワールドツアーは世界24都市34公演で開催され、日本では佐賀、大阪、宮城、長野、千葉を巡っていく。これからもBOYNEXTDOORは新たなドアを叩きながら、世界中に自分たちの音楽を届けていくのだ。その日本公演初日、約2万人の声と光に包まれたKアリーナ横浜。そこに生まれた景色は、6人にとっても、ONEDOORにとっても、きっと忘れられない“HOME”のひとつになったはずだ。

BOYNEXTDOOR&アイナ・ジ・エンド (P)&(C) KOZ Entertainment.

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