小田和正、79歳に 来年80歳を迎える今も“自己ベスト”を更新、名曲と記録に刻まれた半世紀超の歩み

 9月20日は小田和正の79回目の誕生日。1970年にジ・オフ・コースとしてデビューして以来、実に半世紀以上にわたり日本のポップスシーンを駆け抜けてきた。そのキャリアを振り返ると、音楽に対し実直であり続けた歩みとともに、活動に裏打ちされた数々の代表曲と記録が浮かび上がってくる。

オフコースから始まった半世紀超の音楽人生

 1970年4月にシングル『群衆の中で / 陽はまた昇る』でデビューしたオフコース(当時はジ・オフ・コース名義)は、初期こそ牧歌的な空気をまとったフォークサウンドが特徴であったが、徐々にバンドサウンドへと移行。70年代から80年代にかけて、フォークからニューミュージックへの転換点を迎えた日本の音楽シーンを象徴するような存在となった。

 オフコースとしてリリースした「言葉にできない」は、現在も小田がソロのコンサートでも披露し続けているだけでなく、CMソングやアニメ挿入歌などさまざまな場面で長く親しまれてきた。さらに小田の出身地・横浜市金沢区を走る横浜シーサイドラインでは、鳥浜駅、並木中央駅、八景島駅、金沢八景駅の発車メロディにも採用されている。まさしく国民の記憶にその名前を刻み込んだ1曲と言えるだろう。

 小田のソロ活動は1986年からスタート。今年は、ソロ活動40周年の大きな節目の年でもある。そんな40年のソロ活動の歴史の中でも、やはり特筆したいのは「ラブ・ストーリーは突然に」のヒットだろう。シングルは自身初のミリオンセラーを達成しただけでなく、累計売上枚数は250万枚を超えるセールスを記録した(オリコン調べ/※1)。月9ドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)の主題歌として制作された同曲はイントロも印象的だが、小田の切なくも柔らかい歌声と、トレンディドラマに相応しい洒脱さや軽快さのあるサウンドをもってして、ドラマの世界観をよりドラマチックなものと押し上げた。

ラブ・ストーリーは突然に

 当時大きな社会現象となった『東京ラブストーリー』とともに同曲も浸透し、その後のドラマにおける主題歌の起用方法にも大きな影響を与えたと言われている。その後の音楽シーンはもちろん、ドラマと音楽の関係を語るうえでも重要な1曲だ。

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