BE:FIRST、Number_i、JO1、&TEAM、ONE OR EIGHT……日本発ボーイグループの全米進出が本格化、それぞれのグローバル戦略
最近、日本のボーイグループ市場において、アメリカをはじめとした世界進出の波がかつてない高まりを見せている。直近では、BE:FIRSTやJO1の全米デビューが話題を集めた。そうした動きを受け、今回、海外展開を加速させているJO1、BE:FIRST、Number_i、ONE OR EIGHT、&TEAMの5グループに焦点を当て、それぞれのグループによる海外市場へのアプローチ方法と現在地を紐解いていきたい。
海外レーベル&エージェントとの契約で挑む、Number_iとONE OR EIGHT
アーティストの海外進出の方法には様々なものがあるが、近年よく目にするのが、米国など世界のエンターテインメント市場でビジネスを行う音楽レーベルなどと契約を結ぶスタイルだ。この方法でグローバル進出を進めているのが、Number_iとONE OR EIGHTである。
Number_iは2026年2月、ブルーノ・マーズやビリー・アイリッシュらのエージェント業務を担う米国のWME(William Morris Endeavor)と契約。また、5月には、Led Zeppelinやエド・シーランといった世界的アーティストを擁する米国の大手音楽レーベル・Atlantic Recordsとレーベル契約を締結した。両社のサポートを得て、彼らの活動は着実に拡大。最近では、ロサンゼルスで制作されたEDM楽曲「DIGITAL GIRL」を収録したトリプルAサイドシングル『REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL』を9月23日にAtlantic Recordsよりリリース予定。さらに、2027年にはアジアと北米で初のワールドツアーを行うことが発表されており、3人の音楽活動のさらなる広がりに期待が高まっている。
米国のラジオチャート『Mediabase』の「Top 40 Radio Chart」に日本のボーイグループとして初めてランクインした実績を持つONE OR EIGHTは、2025年5月に米国のAtlantic Music Groupと一部アジア地域を除くグローバルメジャー契約を締結。グループの世界市場に向けたプロモーションなどを同レーベルが担うこととなった。その素地をもとに、今年4月から5月にかけてロサンゼルスやサンパウロ、ニューヨークなどを巡る北米・中南米ツアー『ONE OR EIGHT 1st LIVE TOUR – GATHER – in NORTH & SOUTH AMERICA』を開催。現地メディアの取材が入ったり、ソールドアウトを達成した会場があったりと、現地の音楽市場に確実に爪痕を残してツアーを終えている。
全米デビューで活動が本格化するJO1とBE:FIRST
JO1とBE:FIRSTは、全米デビューと同時に現地でのライブツアーを開催する形で海外展開に挑んでいる。
JO1は、現地時間の10月2日にUSオリジナルEP『ANIMAL』で全米デビューを果たす。同作はグラミー賞を複数回受賞したことのある音楽プロデューサーのデム・ジョインツがプロデュースを手がけ、リリース前から注目が集まっていた。そんな同作を引っ提げ、彼らは全米デビュー同日に北米ライブツアー『2026 JO1 NORTH AMERICAN TOUR』をスタート。トロントやニューヨーク、ロサンゼルスなど北米の主要5都市でパフォーマンスを披露する予定だという。すでにアジアツアーやワールドツアーを成功させ、昨年末には米国の大規模な年末音楽フェスツアー『2025 iHeartRadio Jingle Ball Tour』に日本出身のアーティストとして初出演を果たした実績のあるJO1が、北米でその存在感をどこまで高めていくのか、大いに注目したいところである。
BE:FIRSTは、9月18日にグローバルEP『WATCH ME』をリリースし、全米デビューを果たした。同作では、先行リリースされた「BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob」で、SNSを通じて人気を博したラッパーのFlo Milliやヒットメーカーとして知られるATL Jacobとコラボレーション。また、リード曲の「WATCH ME feat. BIA」は、アリアナ・グランデの作品などで知られる米国のプロデューサー・ソングライターのTommy Brown(TBHits)がプロデュースを手がけた上に、世界で注目を集めるラッパーのBIAも参加している。そうした世界的なクリエイターとの共創で生まれた作品を携え、9月25日からは世界4都市を巡る『BE:FIRST WORLD SHOWCASE 2026 “WATCH ME”』を開催。ニューヨーク2DAYSのうち10月23日、台北はすでにソールドアウトとなっており、彼らの音楽やパフォーマンスに各地のファンが熱い視線を送っていることがうかがえる。





















