井上陽水、財津和夫、五木ひろし、泉谷しげる、沢田研二……喜寿を超えた、1948年生まれのベテランたち
泉谷しげる(1948年5月11日生まれ)
泉谷しげるは、「春夏秋冬」や「野生のバラッド」などのヒット曲を持ち、シンガーソングライターとしてだけでなく、俳優、タレント、映画監督、マンガ家、エッセイストなど多彩な顔を持つ。アコースティックギターを打楽器のように叩きながら演奏し、メッセージ性の強い歌詞をシャウトするように歌うライブスタイルが独特。歯に衣着せぬストレートな発言で、コメンテーターとしても人気を集めてきた。言葉だけでなく、行動力が伴っていることが泉谷の強みだろう。井上、吉田拓郎、小室等とともにレコード会社・フォーライフレコードの立ち上げに関わったほか、アーティストによるチャリティーライブの先駆的な存在として活動し、『阿蘇ロックフェスティバル』の発起人も務めた。
昨年は、6年ぶりのアルバム『シン・セルフカヴァーズ 怪物』をリリース。1971年のデビューから55周年を迎えた今年は、『泉谷しげる全力ソロライブ90分!』と題したシリーズライブを全国にて展開中だ。
沢田研二(1948年6月25日生まれ)
沢田研二は、「君だけに愛を」や「花の首飾り」などのヒットでGS(グループサウンズ)ブームを牽引したザ・タイガースやPYGのボーカルとしても活動。1971年にソロデビューを果たし、『輝く!日本レコード大賞』を受賞した「勝手にしやがれ」や、パラシュートを広げた奇抜な衣装も話題になった「TOKIO」などで当時の音楽シーンを席巻した。コンスタントに楽曲リリースを続け、2022年には自身の主演映画『土を喰らう十二ヵ月』の主題歌「いつか君は」をリリースしている。俳優としても数多くの映画やドラマ、舞台で主演を務め、映画『太陽を盗んだ男』は今も根強い人気を誇っている。今年はロック音楽劇『ガウディ×ガウディ』で主演を務めた。
曲によってダンディ、ニヒル、セクシーなど、多彩なニュアンスを表現する変幻自在のボーカルが沢田の真骨頂。喜寿を迎えた昨年はバンドメンバーに古田たかし(Dr)や長田進(Gt)などを迎えて、日本武道館公演を含む全国ツアー『沢田研二 LIVE 2025「霜柱と蝋梅の森」』を約1年にわたって開催した。今年も昨年に引き続き同じメンバーで、『沢田研二 2026 LIVE! 「freedom 安堵 courage」』を開催している。
彼らに共通していることは、創作を続け、ステージに立ち続けていること。それこそが、年齢を重ねても衰えないバイタリティの根源なのだろう。80歳=傘寿を迎えたとき、どんな曲を歌い、どんなステージに立ち、どんな表現を刻むのか楽しみだ。


























