INI、超特急、Da-iCE……控えるキャリア初の東京ドーム公演 加熱する男性グループシーンの今

 2026年から2027年にかけて、キャリア初となる東京ドーム公演に挑む男性グループが相次いでいる。

 まずは、9月16日、17日に初の東京ドーム公演を行うINI。今回の公演は、結成5周年を記念した初の東阪ドームツアー『2026 INI 5TH ANNIVERSARY DOME TOUR [CITY OF LIGHTS]』の幕開けを飾るものだ。11月14日、15日には京セラドーム大阪公演も控えており、全4公演を通して5年間の歩みを示すことになる。

 この5年間で、INIはライブの規模を着実に拡大させてきた。2024年2月には、京セラドーム大阪で初の単独ドーム公演を開催。2025年には全国5都市をまわるアリーナツアー『2025 INI 3RD ARENA LIVE TOUR [XQUARE]』に加え、バンテリンドーム ナゴヤでの3DAYS公演『2025 INI LIVE [XQUARE - MASTERPIECE]』を成功させた。大阪、名古屋のドーム会場での経験を積み重ね、いよいよ今年、11人は東京ドームに立つ。

 さらに、東京ドーム公演の初日には、9thシングル『ANTHEM』もリリースされる。タイトル曲の「You Know What To Do」は、「今この瞬間、ためらわずに前へ進もう」というメッセージが込められたもので、デビュー以来培ってきた11人のチームワークを前へと進む力に変えた、彼らの明るい未来を感じさせるような作品だ。オーディションから誕生した彼らが、デビュー時の勢いを一過性のものにせず、作品とライブの両面で魅せ、ファンとの絆を築き上げてきた5年間。その集大成であり、次なる未来への出発点となる東京ドームのステージに期待したい。

INI|'You Know What To Do' Official MV

 11月25日、26日には、超特急が初の東京ドーム公演を開催する。2011年12月に結成した彼らにとって、2026年は結成15周年の節目。その記念すべき年に、彼らは2日間にわたって念願のステージに立つのだ。

 東京ドーム公演が発表されたのは、今年2月に国立代々木競技場 第一体育館で開催された『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025-2026「REAL?」』のファイナル公演でのこと。発表直後のMCで、ユーキは「15年経ったけど、15年かけるべきだと思います」(※1)と語っていたという。遠回りにも見える一つひとつの経験が現在の9人を形作り、念願の舞台へとつながっていったのだろう。

 ダンサーが前方、ボーカルが後方に立つ“メインダンサー&バックボーカル”という独自のスタイルを掲げ、既存の枠に収まらない活動を続けてきた超特急。決して順風満帆とは言えない道のりを経験しながらも、歩みを止めることなく走り続けてきた彼らにとって、東京ドームは結成当初から掲げてきた夢の場所である。15年という時間をともに過ごしてきたファンと作り上げるドームの景色は、グループの歴史に残るものとなるはずだ。

超特急「ガチ夢中!」MUSIC VIDEO

 2027年2月4日には、Da-iCEが『Da-iCE DAY DOME PHASE 2027』で初の東京ドーム公演を行う。続く2月13日、14日には京セラドーム大阪公演も開催。2011年のグループ結成から15年以上もの月日を経て、初の単独ドーム公演、そして初のドームツアーを実現させることになる。

 近年のDa-iCEは、異なるタイミングでいくつもの代表曲を生み出してきた。2021年の『第63回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)にて大賞を受賞した「CITRUS」では高い歌唱力を幅広い層へ印象づけ、そこから「一発屋では終わらせない」という思いを込めて制作したという「スターマイン」は、SNSを中心に大きな話題に。2024年に発表された「I wonder」も、テレビのリモコンを操作するようなコミカルでキャッチーなダンスが注目を集め、同曲で『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に初出場を果たした。ひとつのヒットにとどまらず、何度も新しい入口を作ってきたところにDa-iCEの凄みがある。

 2025年のアリーナツアーは、こうしてDa-iCEを知った人にさらに深くグループの魅力を届けるという意味を込め、『Da-iCE ARENA TOUR 2025 -EntranCE-』と名付けられていた。そこから、2026年のアルバム『TERMiNaL』とそのツアーを経て、次なる段階を意味する『DOME PHASE』へ。この一連のタイトルからも、ドームと言う会場が彼らの物語の到達点であることが伝わってくる。何度も新しい層へ届くヒットを生み出してきた5人だからこそ実現する初のドーム公演で、その真価を存分に見せてくれることだろう。

Da-iCE /「アンリミテッド」Music Video(キリンビール「のどごし<生>」CMソング)

 ほかにも、近年の男性グループシーンには新たな熱が生まれている。「イイじゃん」「好きすぎて滅!」と立て続けにヒットを生み出し、9月末から過去最大規模のアリーナツアーへ向かうM!LK。“ほんまやでダンス”が注目を集め、今年4月のデビューから約4カ月で初のZeppツアーを成功させた純烈・酒井一圭プロデュースのモナキ。また、BTSやTOMORROW X TOGETHERらを発掘/新人開発してきたプロデューサーのキム・ミジョンが手掛けるVIBYはデビューショーケースを日本武道館で開催し、8月30日にデビューした5人組ボーイズグループ・RUNIDREも、メンバー発表前から大々的なプロモーション展開で話題を呼んだ。

 それぞれ異なる魅力を持つグループが、自分たちらしい方法で新たな景色を切り拓いている現在の男性グループシーン。東京ドームという夢の舞台にたどり着く姿も、そこへ続く道を歩み始めた新世代の姿も、シーンの豊かさを感じさせてくれる。今年相次ぐ“初”の東京ドーム公演をひとつの契機として、その盛り上がりはさらに加速していきそうだ。

※1:https://realsound.jp/2026/03/post-2351457.html

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