ZIPANG OPERA『ZIPANGRIMM』の核心に迫る 支え合う関係性、三者三様の強みが起こした化学反応

「Kick It Down」、出演舞台との相乗効果は?
――その種から咲いた花のひとつが先行配信された「Kick It Down」ですね。佐藤さんが脚本・演出を手がけた舞台『二十五億秒トリップ』のテーマソングでもありますが、どういうコンセプトで作られたんですか。
佐藤:「キックダウン」は、オートマチック車が加速するために自動的にギアを落とす機能なんですよ。さらに速くなるための「しゃがみ」。この曲を聴いたり、舞台を観てもらうことで、これからの人生を突き進んでいくような力になればいいなという意味を込めています。
福澤:僕らは正直、もう若手ではないのでここからギア上げて加速して、できることを限界が来るまで表現するっていう、今の僕らにもぴったりな曲。聴いてる人たちに挑戦する勇気を与える楽曲にもなるのかなと。
佐藤:歌詞も「壁を蹴破る」とか「次のステージに行く」、「周りの人間を愛する」という要素を「乗り物に乗ってついて来いよ」というテーマに織り交ぜました。
福澤:「こんな感じでブチ壊していくからよろしく!」って言いつつも、ちゃんと聴き手にも寄り添ってるんですよね。そこに流司くんの人間性が出てる。

――テーマソングとして実際使ってみて、舞台との相乗効果はいかがでしたか?
佐藤:曲がカッコいいんですよね。世界観に合ってて、疾走感もあって、物語を想起させるようなワクワク感もある。曲が入ってから物語が進むので、一層舞台に入り込めるような効果がありました。以前は出演した映画『ゲネプロ★7』で「KAMINARI FLAVOR」を使わせてもらったんですけど、それもよかったですね。
福澤:実際に観に行かせてもらったんですけど、楽曲が使われてることを忘れていて……。周りが「これお前の曲じゃね?」みたいなテンションになりました(笑)。演出と楽曲がちゃんと合ってて、客観的に聴いてもカッコいい曲だなと思いました。
福澤侑・spi作詞「Rainy Heart」が描いたドラマの世界
――同じく先行配信の「Rainy Heart」はドラマ『失恋カルタ』(MBS/TBS系)の主題歌となっています。福澤さんとspiさんは作詞をされています。
spi:僕は雨の日にタクシーに乗ったときに窓ガラスに溜まった水滴が垂れたのを見て「代わりに泣いてくれてるみたいだな」と感じて楽になった経験を言葉にしています。小さい一瞬を写真みたいに切り取った場面と対照的に、Rei Aomiくんがマクロな世界観の歌詞を書いてくれて、そのふたつをトラック制作から携わってくれた侑にまとめてもらいました。
福澤:ドラマ『失恋カルタ』の台本を読ませていただいて、イメージを膨らませた覚えがあります。エンディングが流れたときに余韻を残したまま、ドヤ顔で「いい曲を歌います」というより「おしゃれでチルな音楽が流れてるね」みたいな雰囲気にできればと考えて作りました。
spi:ドラマが「たくさん恋愛して次に進んで、明るく生きるのもありじゃない?」という内容だと聞いたので、最初は悲しい感じの歌詞にするつもりだったんです。でも最終的には「約束事をいつか誰かと必ず叶えるよ」みたいな、次に進める内容になりましたね。主題歌は前菜が出て、メインが出て、デザートが出て——そのお品書きみたいなものがいいと思います。「こういう話です」と曲を聴くとわかるような。
――佐藤さんはいかがですか?
佐藤:バラードって苦手なんですよね。声質に合わないというか……。
福澤:そんなことないと思うけど。
佐藤:ギャーギャーまくし立てるような曲の方が得意なんです。歌い上げて聴かせるのは難しくて。上に行くほど声のハスキーさが目立ってくるんですよ。低音だと聴かせる歌にしやすい。そういう意味でこの曲はspiくんが「サビはオクターブ下とか下のハモに回った方がいい」というディレクションに救われてた部分がありました。この曲をきっかけに、それぞれのメンバーの歌の特色が明確になったような気がします。
spi:歌い手の心とつながった音があると思ってて。それが流司の場合は低音の方が安心して歌えるのか、音に気持ちが乗るんですよね。僕自身もラップは全部お断りしてるから(笑)。
3人いるんだし、できないことをやるよりも得意な部分を振っていけばいいと思うんですよね。できないことにチャレンジするのもいいけど、この曲はやっぱり気持ちが強く入らないとダメ。だから落ち着いて歌えるパートを選びました。

――今までの活動で互いに理解できたことの集大成でもあるということですね。
spi:そうだと思います。残りの曲も「デパートの屋上からマネキンと一緒に駆け落ちする曲にしてください」とか「肉体労働の方々を賛美する曲にしてください」、「サビはダンスの振り付けの単語にしてください、TikTokで使うんで」と作家さんに無茶振りした部分があるので楽しみにしてほしいです(笑)。
――最後にライブツアー『ZIPANG OPERA 2nd Tour 2026 ~ZIPANGRIMM~』の意気込みを聞かせてください。
spi:僕自身が流司と侑からインスピレーションをもらって、提案した世界観をもとにデザイナーさんや衣装さんなど、みんなに協力していただいて作った木みたいなものです。ひとつの軸がある状態で挑むライブは初。これがどういうライブになって、お客さんにどういう影響を与えるのか——狙い通りなのか、逸れるのか……。あとはやってみてのお楽しみ。期待してもらえればと思います。
■リリース情報

2026年6月24日発売
ZIPANG OPERA New EP『ZIPANGRIMM』
通常盤(CD+Blu-ray)
価格:3,300円(税込)
<DISC 1 CD>
01. Lily of the Valley
02. Kick It Down
03. Rev It Up
04. Rock Your Body
05. Slip Away
06. Rainy Heart
07. In the Zone
08. Echoes
<DISC 2 Blu-ray>
・Rainy Heart -Music Video-
・Trajectory to “ZIPANGRIMM”
<封入特典>
・ オリジナルブロマイドB(全6種より1枚ランダム封入)
■アニメイト限定セット(通常盤+メンバー別アクリルスタンド付き)
価格: 4,700円(税込)
※アクリルスタンドサイズ:全高約12cm
※メンバーにより多少サイズが異なります
商品のご予約情報はこちら:https://ldhrecords.jp/?p=17694
■公演情報
『ZIPANG OPERA 2nd Tour 2026 ~ZIPANGRIMM~』
構成・演出:植木 豪
振付:REX
【日程・会場】
<宮城> 2026年6月27日仙台GIGS
開場:16:30 開演:17:30
<福岡> 2026年7月2日Zepp Fukuoka
開場:17:30 開演:18:30
<愛知> 2026年7月4日COMTEC PORTBASE (NAGOYA)
開場:16:30 開演:17:30
<大阪> 2026年7月5日Zepp Namba (OSAKA)
開場:16:30 開演:17:30
<東京> 2026年7月8日Zepp Haneda (TOKYO)
開場:17:30 開演:18:30
<東京> 2026年7月9日Zepp Haneda (TOKYO)
開場:17:30 開演:18:30
【チケット料金】
1Fスタンディング(整理番号付):11,000円(税込)
2F指定席 ︓12,300円(税込)※愛知・大阪・東京のみ
※入場時にドリンク代別途¥600(税込)をお支払いいただきます。
※ご入場時に本人確認を実施いたします。詳細は後日オフィシャルHPにてご案内いたします。予めご了承ください。
【詳細はこちら】
https://ldhrecords.jp/?p=17711
■ZIPANG OPERA 関連URL
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公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/ZIPANGOPERA




















