NAZE、ドラマから飛び出した7人が紡ぐ“物語の続き” 中村倫也らのエールも届いた初のショーケースレポ

NAZE、デビューショーケース詳細レポ

 7人組グローバルボーイズグループのNAZEが、6月19日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で『NAZE Debut Showcase “THIS IS NAZE”』を行った。

 中村倫也主演の金曜ドラマ『DREAM STAGE』(TBS系/2026年1月〜3月)で、懸命に夢を追いかける若者たちを、グループ名もメンバーの名前もそのままに演じた7人。5月19日には実際に、1stミニアルバム『NAZE』でデビューを果たした。今回のショーケースは、ドラマの世界を飛び出した7人が、現実の世界で大きな一歩を踏み出したことを印象づける大切なイベントだ。

 そんな記念すべき日に、NAZEの「ファンとの距離を少しでも縮めたい」という思いは、会場のいたるところに掲げられた彼らの直筆メッセージからも伝わってきた。そして開演時間になると、7人は客席の後方から登場。ファンのすぐ近くを歩き、手を振りながらステージへと駆け上がるのだ。

NAZE(© C9 Entertainment / CJ ENM Japan Inc.)

NAZE(© C9 Entertainment / CJ ENM Japan Inc.)

 この日披露されたのは、デビューアルバムに収録された「Seoul」「People Talk」「Pretty Pink Socks」「Awesome」の4曲と、ドラマの中で歌われていた「Wanderlust」を加えた全5曲。

 長い手足を生かした伸びやかなダンス。ジャンプはワイヤーアクションと見まがうほど高く、着地は驚くほど軽い。力強いラップも、生のステージだからこその迫力を伴って客席へと届く。ドラマ放送時からさらに洗練された7人のパフォーマンスに、会場中が引き込まれていった。

NAZE(© C9 Entertainment / CJ ENM Japan Inc.)

NAZE(© C9 Entertainment / CJ ENM Japan Inc.)

 さらに、数々のK-POPアーティストのイベントを盛り上げてきた古家正亨の司会によって、ここでしか聞けない素の魅力があふれるトークコーナーも展開された。「今日は何を食べた?」という「TMI(Too Much Information/ちょっとプライベートすぎる日常話)」のコーナーでは、「鮭おにぎり」「たこ焼き」「麻婆豆腐」「サンドイッチ」「ヨーグルト」と、素朴な答えが次々に飛び出し、会場から笑いが起こる。

 また、NAZEを応援しようと、コツメカワウソの妖精・ちぃたん☆も1日マネージャーとして駆けつけた。しかし、メンバーが自己紹介をするたびに、扇風機を当てたり、水を渡したりと、“ちょっとやりすぎ”なケアを披露。これには7人もドギマギしていたが、だからこそ「ありがとー」「汗かいてないよー」と自然にこぼれる言葉から、彼らのピュアな人柄が伝わってきた。

NAZE(© C9 Entertainment / CJ ENM Japan Inc.)

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 そんななか届けられたのが、ドラマで共演した中村、池田エライザ、岩瀬洋志からのサプライズメッセージだった。なかでもメンバーが即座に反応したのは、ドラマで“鬼プロデューサー”吾妻潤を演じた中村の声だ。「夢で飯は食えない」という聞き覚えのある言葉が響くと、7人は条件反射のようにスクワットを開始してみせる。その姿に、客席からは思わず笑いがあふれた。

 しかし、その言葉の先には「でも、我々パフォーマンスをする人間は皆、夢追い人だと思います。そして、夢を見せる人であるべきだと思います。これからも我々ファンに、ばかでかい夢を見せてください」と、熱いエールが続いていた。その言葉に応えるように、「でっかい夢を見せます!」と力強く宣言したキムゴン。迷いのない声に、7人がこれから進もうとしている道への覚悟がにじんだ。

NAZE(© C9 Entertainment / CJ ENM Japan Inc.)

 この日のトークでは、メンバー同士の関係性や、活動を重ねるなかで生まれた変化も明かされた。長男のカイセイが語ったのは、末っ子・ドヒョクの成長について。以前よりも、いい意味でリラックスできるようになったと話しながら、「なんなら、うるさいくらい!」と笑顔で付け加える。遠慮が薄れ、素の姿を見せられるようになったこと。それは、7人の間に確かな信頼が育っている証なのだろう。

 アトは、ユウヤの出身地である「北海道に行きたい」と話し、メンバーのルーツに思いを馳せる。一方、ユンギが「みんなで遊園地に行きたい!」と声を弾ませれば、すかさずターンから「怖がりなのに?」とツッコミが入る。互いを知っているからこそ生まれる軽やかなやりとりに、会場の空気もほころんでいった。

NAZE(© C9 Entertainment / CJ ENM Japan Inc.)

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 同じ未来を目指している日々がどれほど充実しているのかは、パフォーマンスにも色濃くにじんでいた。センターに立つ瞬間はもちろん、後方や端のポジションにいるときにも、全員が生き生きと曲の世界を表現しているのがわかる。ステージのどこを見ても、今この瞬間に懸けるエネルギーが途切れない。客席へと放たれる明るい力からは、7人が心からステージを楽しんでいることが伝わってきた。

 新人アーティストのデビューショーケースらしいフレッシュさと同時に、積み重ねてきた相当な練習量や、ドラマという大きな舞台を経験した者ならではの“魅せる力”も感じ取れる。しかも、その歩みをドラマを通じて多くのファンが見届けてきた。悩み、ぶつかり、それでも夢に向かって進もうとする姿を知っているからこそ、現実のステージに立つ7人の姿には、物語の続きを目撃するような特別な感慨がある。それこそが、ほかの誰にも真似できない、NAZEだけの圧倒的な強みだ。

 「THIS IS NAZE」――そのタイトルが示すとおり、この日のステージは「これがNAZEだ」という彼らの現在地を示しながら、未来へ向かうスタートラインだった。7人が肩を組むと、その背後から差し込むスポットライトは、青春の一場面を照らす夕日のようにも見えた。がむしゃらに夢を追う彼らの姿が、会場をまぶしい青春の空気で包み込んでいく。ドラマのなかで夢を追っていた7人が、現実の世界で“夢を見せる人”になる。走り出したばかりの彼らと過ごす青春は、今まさに始まったばかりだ。

NAZE(© C9 Entertainment / CJ ENM Japan Inc.)

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