NEXZ、圧巻の28曲で魅せた新境地 “努力”と“誠実さ”が滲むステージ、初のアリーナツアーで放つ輝き

NEXZ、初のアリーナツアー東京公演レポ

 日韓合同オーディションプロジェクト『Nizi Project Season 2』(日本テレビ系/Hulu)から誕生したグローバルボーイズグループ・NEXZが5月30日、31日の2日間、東京·国立代々木競技場 第一体育館で自身初のアリーナツアー『NEXZ LIVE TOUR 2026 “Hellmate”』の東京公演を開催した。ツアーの幕開けとなる今回のコンサートは、これまで以上に演出や構成が華やかになり、パフォーマンスもパワーアップ。きらびやかなステージングとバンドの迫力ある演奏で、会場を埋め尽くした観客たちを魅了した。本稿では31日の模様をお届けしたい。

圧巻のダンスと新曲披露、多角的な魅力で魅了した前半戦

 BGMとメインステージに映し出されたレトロな飛行船が徐々に大きくなるにつれて、場内の興奮も高まっていく。そして舞台にメンバー7人のシルエットが浮かび上がると、割れんばかりの歓声と拍手が起こった。オープニングナンバーは「Legacy」。ずしりと重いリズムに押されるようにアクロバティックなダンスを繰り広げると、今度は炎に包まれる演出とともに「BURNING BLACK」で客席を煽り、「HARD」のトライバルなビートで興奮のるつぼに。

『NEXZ LIVE TOUR 2026 “Hellmate”』(撮影=田中聖太郎写真事務所)
撮影=田中聖太郎写真事務所
『NEXZ LIVE TOUR 2026 “Hellmate”』(撮影=田中聖太郎写真事務所)
撮影=田中聖太郎写真事務所

 間髪を入れずにスタートした「One Bite」では激しさを増すファンのコールに包まれながら優雅に舞い、続く「I’m Him」で時にアグレッシブに、時にナチュラルに自己主張する。開始からわずか20分ほどで自分たちの世界観をしっかり表現できる彼らには驚くばかりだ。

『NEXZ LIVE TOUR 2026 “Hellmate”』(撮影=田中聖太郎写真事務所)
撮影=田中聖太郎写真事務所
TOMOYA(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
TOMOYA(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
YU(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
YU(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
HARU(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
HARU(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)

「この最高の音楽を作り出しているのが、俺たちNEXZだ!」

 そう叫んだTOMOYAを筆頭にそれぞれが喜びの言葉を伝えると、会場の熱気が冷めやらぬまま、次のセクションへ。シンセの軽快なリフで始まったのは新曲「Hands up, Yo!」。シャッフルビートに乗りながらシャープに歌い踊る7人は本当に楽しそうだ。日本語の歌詞でさらに輝きが増した「Simmer (Japanese Ver.)」と分厚いシンセベースがリードする「Want More? One More!」では、アグレッシブさとハートフルな面を交互に見せて独自性をアピールした。

GEON(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
GEON(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
SEITA(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
SEITA(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
HYUI(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
HYUI(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
YUKI(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)
YUKI(撮影=河村美貴/田中聖太郎写真事務所)

 イメージ映像を挟んだ後のステージでは、NEXZのアイドルとしての魅力にクローズアップ。レトロなエレクトロポップ「HYPE MAN」、伸びやかなボーカルが印象的な「Keep on Moving」、客席に下りてサインボールを投げたり、手を振ったりとファンサービスをした「Run With Me」で、このグループだけが持つオーラを再認識した人は多かったのではないだろうか。

 和気あいあいのトークコーナーを終え、「今までは明るい曲をお届けしましたが、今度は“温かい曲”をやります。新曲です!」と前振りして披露したのは「Can’t hide」。アコースティックポップとダンスポップを違和感なくミックスしたサウンドメイクは、彼らの新たな魅力をしっかりと見せていて実に頼もしい。

『NEXZ LIVE TOUR 2026 “Hellmate”』(撮影=田中聖太郎写真事務所)
撮影=田中聖太郎写真事務所
『NEXZ LIVE TOUR 2026 “Hellmate”』(撮影=田中聖太郎)
撮影=田中聖太郎

 ポジティブなオーラに包まれたポップス「One Day」、草花に囲まれたステージでくつろぎながら歌う「Slo-mo」とハートフルなナンバーを連発すると、場内はすっかり和やかなムードに。こうしたソフト&メロウな楽曲をじっくりと聴かせるのもNEXZの良さのひとつと言えよう。 

 バックバンドの熱い演奏に導かれるように始まったのは、グループ内ユニットによるカバーソングコーナーだ。最初に登場したのはHARUとHYUI で、Stray Kidsの「Muddy Water」を熱演、アンダーグラウンドな雰囲気の中でワイルドな一面を見せてくれた。2番手はTOMOYA、SEITA、YUKI。Vaundyの人気曲「不可幸力」をセレクトした3人は、表情豊かなボーカルで勝負。実力派シンガーソングライター、ジョセフ・サルヴァの「call on me」という意外性のあるナンバーで現れたYUとSO GEONは、モノトーンの映像を背景に華麗なダンスを決めて場内を沸かせた。

『NEXZ LIVE TOUR 2026 “Hellmate”』(撮影=田中聖太郎)
撮影=田中聖太郎

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