齊藤京子、与田祐希、平手友梨奈……坂道グループOG 卒業/脱退後の“その先” 多様化するキャリアを読み解く
高瀬愛奈、齋藤冬優花、原田葵ら、スキルを活かす第二のキャリア
そして、坂道OGの進路がここまで多角化していることをよく示しているのが、高瀬愛奈(元日向坂46)と齋藤冬優花(元櫻坂46)の2人だろう。高瀬はブランド・ReZARDの運営会社で広報を務め、動画出演や編集、会議、ウェブサイト制作などに携わっている。齋藤はTAKAHIRO主宰のダンスエージェント・INFINITYに所属し、櫻坂46のMVで振付アシスタントを務めるなど、制作側の仕事を重ねてきた。坂道グループで培ってきたものが、表舞台に立つ力としてだけでなく、魅力を届ける仕事やステージを支える仕事にもつながっていることが、この2人の歩みからよくわかる。
小林由依(元櫻坂46)はyoustiとして音楽活動を続け、山下美月(元乃木坂46)は俳優業に加えて『沼にハマってきいてみた』(NHK総合)の新MCも務めている。影山優佳(元日向坂46)はドラマやラジオなど複数の分野で活動の幅を広げ、原田葵(元櫻坂46)はフジテレビアナウンサーとしてキャリアを重ねている。音楽活動、俳優、MC、ラジオ、アナウンサー、企業広報、振付アシスタント。これだけ進む先が分かれていても、どれも特別な例に見えないところに坂道OGの特徴がある。卒業後の道がひとつではなくなったこと、その選択肢がすでに現実のものとして並んでいることが、今の状況を何よりよく表している。
坂道グループの卒業後がここまで広がっている理由として大きいのは、在籍中に経験する仕事の幅広さだろう。ライブで表現することはもちろん、テレビやラジオで話すこと、雑誌やインタビューで自分の考えを言葉にすること、大人数のグループの中で自分の立ち位置を見つけること。坂道グループの活動には、そのどれもが含まれている。そうした積み重ねがあるからこそ、卒業後は“芸能界に残るかどうか”という二者択一ではなく、自分の強みをどこで活かしていくかという形で次の道が広がっていくのだと思う。
坂道グループの卒業後の進路は、これからさらに広がっていきそうだ。これまでのように俳優やタレントという道だけでなく、それぞれが自分に合った場所で経験を活かしていく流れは、今後ますます加速していくだろう。

























